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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu165.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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ブログがメディアに匹敵する存在に成長、24時間労働を強い
られているケースも多い。今やブログ運営はハードワークなのだ。
2008年4月11日 金曜日
◆米国で著名ブロガー死亡相次ぐ 日本でも「ドクターストップ」発生 4月10日 J−CASTニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080410-00000001-jct-sci
米国で著名ブロガーの死亡が相次ぎ、「デジタル時代の労働搾取」と話題になっている。ブログがメディアに匹敵する存在に成長、24時間労働を強いられているケースも多い。日本国内でも「ドクターストップ」が出た著名ブロガーもいる。今やブログ運営はハードワークなのだ。
■スクープするために「劣悪な24時間競争」強いられる
著名ブロガーの相次ぐ死亡を挙げて、「デジタル時代の労働搾取」と報じたのは2008年4月6日のニューヨークタイムズ。記事によれば、Russell Shaw、Marc Orchantといった著名ブロガーが心臓発作や血栓症などで相次いで死亡。公式な診断書では「ブログ」が死因とはされないものの、周囲でブロガーの劣悪な労働環境の危険性がささやかれているというのである。
同紙によれば、なかでも競争が激しいのはテクノロジーやニュースについてのブログで、企業のスキャンダルや新製品ニュースをスクープするために「劣悪な24時間競争」の只中にあるという。仕事で体重が増減したり、不規則な睡眠を強いられたり、過労で病気になったりといったブロガーの声や、テクノロジーのブログとして有名な「TechCrunch」の運営者が「神経が参ってしまって病院にいく事になりそうだ」「耐えられない」と漏らす姿も報じられている。
米Digital Media Strategiesの織田浩一代表はJ-CASTニュースに対し、
「多くの日本のブロガーはブログで食べているというわけではないですが、米国では主たる収入源にしているブロガーが多いんです。『24時間戦えますか』の世界で、既存メディアや他のブログに対抗するためにスピード感が求められています」
と米国のブログの現状を説明する。米国ではすでにブログが通信社に匹敵する存在にまで成長している。そこで、収入を稼ぐためにブログ同士や既存メディアとの激しい競争が繰り広げられているというわけだ。
その一方で、織田代表は、ブロガーたちは仕事を楽しんでいる上、自分の業績・工夫・がんばりで収入をさらに得られることが分かっているのでがんばりも人一倍、辞めようと思えば辞められるという側面もあると指摘する。
国内では、米国並みの激しい競争が繰り広げられているわけではないが、「アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)」がメディアとしての価値の高いブログを集めたブログネットワークを作るなど、日本でもブログの価値をメディア並みに高めようとする動きがあるという。
■「寝られない日が続き、医者にブログをやめろと言われて」
そうした中で、J-CASTニュースでは、日本の著名ブロガーに「ブログ運営が健康に悪影響を及ぼしてないか」聞いてみたところ、「健康に害を及ぼしていると感じたことはありません」(ネタフル)「特に悪影響はありません」(百式)との答えが返ってきた。その一方、「極東ブログ」を運営するfinalventさんは「直接的には健康面での悪影響はない」としながらも、ブログを運営する上での重圧を次のように説明する。
「異なる意見は受け入れたいのですが、かなりひどい嫌がらせをうけます」「多方面で誹謗中傷を受けました。そこまでブログを書くことはないな、やめようと思ったことは何度もありました」
その一方で、「ブログが出版や報道を補うような新しいビジネスの分野になるかなという期待」などから、ブログに社会的意義を感じてブログ運営をしているという。
「ドクターストップ」がかかった著名ブロガーが国内にもいた。自身のブログのページビューが年間950万ほどにまで成長した経済学者の池田信夫さんは、
「プレッシャーはありますよ。月間100万アクセスを超えた辺りから、寝られない日が続き、医者にブログをやめろと言われて…。もう、どうしようもないコメントやスパムとかノイズが凄く飛んでくるんですよ。私はこういったものについて気にしない方なんですが、さすがにストレスになってきています」
と明かす。池田さんは、ストレスを抱えながらも、雑誌に掲載されるよりも社会的に影響力のある情報をいち早く掲載できるメリットがあるとして、ブログの運営は続けていく意向だ。ただ、米国のブロガーがストレスを抱える現象について、次のようにも指摘する。
「日本と米国ではカルチャーが違います。米国ではブログに対して『言論』としての意識が高い。日本ではカットペーストしてページランクを上げようとする変てこなブログばっかりですが、米国では、例えばSNSの『Facebook』の様に実名で写真まで載せています。匿名でスパムブログをやってもストレスにならないでしょうが、米国では緊張感が高いんです」
◆「ネットで頭がバカになる!」 テリー伊藤の主張を「否決」 3月10日 J−CASTニュース
http://www.j-cast.com/2008/03/10017647.html
テリー伊藤さんが「インターネットは1日1時間に制限すべきだ」とテレビの番組で主張した。ネットを長時間すると、「引き篭もり」になり、「想像力」が無くなって、結局は「バカ」になる、からだそうだ。
「想像力が低下し感性が乏しくなり、離婚も増える」
テリー伊藤さんが出演したのは、日本テレビ系「太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中。」で、2008年3月7日に放送された。テリーさんは「インターネットの利用は1日1時間までとします」という「公約」を掲げた。インターネットに頼りすぎると、想像力が低下し感性が乏しくなる、というのが最大の理由で、弊害としては利己主義、引き篭もり、不登校などが挙げられるほか、夫婦の営みが減って離婚が増える、という。自分が興味ある狭い範囲の情報だけに触れるため「早く年をとる」のだとも主張した。
(私のコメント)
「株式日記」は1997年から書き始めてから11年目になりますが、最初の頃はパソコン通信に毛の生えたようなもので、少数のパソコンマニアのものだった。その頃は伊藤洋一氏や吉崎達彦氏などにメールを出しても返事をくれるくらいにウェブサイトを開いている人は少なかった。当然読者もその頃は1日に100人にも満たない時代であり、単なる意見交換の手段でしかなかった。
むしろ、メルマガなどのほうが商業化になる可能性があって、ジャーナリズムの手段としてはメルマガが主役になると思われた。しかしメールで送るにはスパムメールの氾濫でメルマガは頭打ちになってしまった。文字だけなら良いのですが写真や動画などの掲載もブログのほうが便利になり、いまではブログがメディアに匹敵するものになりつつある。
しかしアメリカに比べるとブログの商業化には遅れており、ブログで食べている人はごく一部の人だ。私自身はブログは宣伝手段であり、匿名で無料であることで存在意義があるのではないかと思う。これが著名で有料のブログともなるといいかげんな事が許されなくなり、アメリカのように著名で有料のブログを書き続けるとなると過労死する人も出てくるだろう。
「株式日記」も試行錯誤しながら書いてきたのですが、ネット上の気になったニュース記事やブログをネタにコメントをつける形になった。今ではこの形式のブログが多くなり引用文が半分以上も占める事が多い。いわば、池田信夫氏の言うようなカットペーストした変てこなブログということになりますが、コメントを付けるには引用元をはっきりさせる必要があり、カットペーストしておかないと引用元が無くなってしまうからだ。
今でも時々「引用」する事が著作権の侵害だとクレームをつけてくる人がいますが、著作権法でも「引用」は認められている。私の言いたいことが100%伝える為には引用元も読んでもらう必要がありますが、リンクだけではリンク先まで読む人は5%もいない。2月にもPHP社から次のようなメールをもらいましたが、これは一種の言論弾圧ではないだろうか?
◆私はPHP研究所法務室の角田裕司と申します。
このたび貴殿のホームページの掲載内容に関する問合せがございまして、
ご連絡をさせていただきました。
当社で発刊の書籍『敵国になり得る国・米国』の内容一部分を貴殿ホーム
ページに掲載しておられますが、当社において本書籍の著作権者に確認を
しましたところ、貴殿に対する使用許諾は行っていないとの回答がござい
ました。
現行著作権法においては例外規定を除き著作権者もしくは著作権管理者の
許諾を得ることなく複製等の行為を行なうことは固く禁止されております。
また、今回の掲載内容が例外規定の1つである引用(著作権法32条)に
該当するものとは、当社では判断しておりません。つきましては、即刻、
該当ページの削除をお願いします。
なお、本件に関する問合せ等がございましたら私宛ご連絡下さいますよう、
お願い申しあげます。
平成20年2月13日
PHP研究所 法務室
担当 角田裕司
TEL(03)3239-3105
E-mail:HOUMU@php.co.jp
(私のコメント)
『敵国になり得る国・米国』は2月5日に書いた株式日記ですが、
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/ee445c651d39f97c6ca876a85b8905ce
引用部分は削除しましたが、これでは私が伝えたいものの半分も伝わらない。別に青木氏の著作を複製したわけでもなく、一部分を「引用」しただけだ。「引用」は著作権法32条で認められており、著作権者といえども「引用」が拒否できるものではない。一番肝心なのはアクセス数を増やす為に「引用」したのでもなく、金銭的利益の為でもない事はブログを見ればはっきりする事だ。
今のところはネットやブログなどは宣伝手段であり、商業化はまだ難しい。『敵国になり得る国・米国』にしても一部を引用して紹介する事は、宣伝になりこそすれ営業妨害にはならないはずだ。アマゾンのサイトでも一部を公開して読めるようになっている。だからPHP研究所の角田氏の言うことは言論弾圧行為なのだ。
アメリカでは著名ブロガーの死亡が相次いでいますが、ブログを書く以上は内容に対するクレームや嫌がらせは避ける事ができない。特に女性のブログは著名になればなるほど匿名の嫌がらせコメントが来てコメント欄を廃止しているところがほとんどだ。日本人は特に臆病な人が多いから脅迫めいた嫌がらせが来るとブログを止めてしまう人が多い。
「極東ブログ」の管理人にしても池田信夫氏にしてもブログを書くことでストレスを感じているようですが、ブログを書く以上は何らかのトラブルは覚悟しないとブログを書き続ける事は出来ない。
「株式日記」の引用に対しても嫌がらせはありますが、私はネットがない頃の法律を持ち出してネットを取り締るのは間違っていると思う。もし「引用」がPHP研究所の角田氏が言うように著書の一部の「引用」も認めないのは「嫌がらせ」の一種だ。ネットにおける書評などは商業ベースに乗っている数少ないブログだ。だから書評を載せてもらうために献本してくれる出版社もあるのですが、PHPの角田氏はネットの特質や著作権法の理念が分かっていないのだ。
私自身は不動産業者であり、ヤクザとの立退き交渉なども弁護士などの力を借りずにやってきたから、「嫌がらせ」に対して柔軟に対処する事は馴れっこであり、このような性格でないとブログなど書かないほうがいいかもしれない。アメリカでの著名なブロガーの死亡も過剰なストレスによるものでしょうが、精神的にタフでないと長くブログを書き続ける事は出来ない。多くのブログが半年か1年で消えてしまう。
「株式日記」は過激な事を書き続けてきたから、プロバイダーに過剰な自己規制でサイトを消されたりしてきたから、裏サイトやブログなどでコピーして言論弾圧と戦っていますが、「人権擁護法案」など逮捕礼状なしでの家宅捜査が出来るような法律などが出来て取り締られるかもしれない。日本人は臆病だから政治ブログを書く人はますます少なくなってしまうだろう。
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