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http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/6981921.html より全文転載。
「らくちんランプ」の管理人スパイラルドラゴンです。今日は、2008年3月28日です。
さて、本日(3/28)日本経済新聞社では、京都議定書の温暖化ガス削減目標を達成するための新計画閣議決定に関して、次のように報道しました。参照:京都議定書目標達成計画の閣議決定(内閣総理大臣談話)http://www.kantei.go.jp/jp/hukudaspeech/2008/03/28danwa.html
(以下転載)
温暖化ガス、産業界の削減強化・京都議定書新計画を閣議決定(by NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080328AT2G2800128032008.html
政府は28日、京都議定書の温暖化ガス削減目標を達成するための新計画を閣議決定した。産業界の自主的な取り組みを強化することや、計画の進ちょく状況を点検する仕組みを盛り込んだ。日本は4月から削減実行期間(2008―12年度)に入り、新計画に基づく地球温暖化対策が本格化することになる。
京都議定書は日本に対し、削減期間の温暖化ガス排出量を1990年度比で6%削減することを求めている。従来の計画では目標達成が難しくなっている。新計画実施で、10年度の温暖化ガス排出量は90年度比で0.8―1.8%減になる。
残る削減義務のうち、3.8%分は森林による二酸化炭素(CO2)吸収、1.6%分は海外からのCO2排出枠取得でまかなうことにしている。(13:48)
(転載終わり)
殆どの国民は、京都議定書の具体的な内容を知らないので、上記の記事を読んで、「何だ、日本が京都議定書で約束したCO2削減量を達成するためには、今年度は昨年度(2007年度)に比べて、たった0.8〜1.8%のCO2を削減すれば良いのか」と理解してしまうでしょう。
さて、日本は京都議定書の第一約束期間(2008年から2012年)の1年当たりの平均排出量において、1990年を基準年とした、温暖化ガス排出量6%削減の約束を達成することとされています。
←図は、京都議定書第一約束期間突入―どうなる日本―(08/01/16)から転載。
http://eco.nikkei.co.jp/column/article.aspx?id=20080115cd000cd
例えば、日本の2007年度のCO2排出量が2006年度と同量だと仮定すると、CO2排出枠所得と森林の吸収分の合計が5.4%とすれば、左図のように昨年の年間排出量の7%も削減する必要があるのです。
ちなみに、2006年度のCO2排出量が2005年度より減少した最大の要因は、暖冬だったからです。
そして、2007年度は厳しい冬でしたので、私は2007年度のCO2排出量は、2005年度以上に増加したと予想しています。
つまり、上記の日本経済新聞社の記事は、事実に反する「ウソ・デタラメ」だということです。
そして、アホな大臣共は、総理官邸に設置されている「地球温暖化対策推進本部」の事務局を担当している官僚共によって、まんまと騙されたということです。
それにしても、京都議定書を批准した国の中で、唯一日本だけが二酸化炭素削減を約束させられている事実を、未だにどのマスコミも報道しないのは、一体何故なのでしょうか?
参照:日本だけが絶対に損をする「京都議定書」という国際的詐欺条約の正体
http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/6621889.html
スパイラルドラゴン拝
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