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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080920-00000006-mai-soci
愛知県教育委員会は19日、新潟県長岡市のでんぷん製造業「島田化学工業」から仕入れた汚染米を使用したオムレツが県内の小中学校などの給食として提供されていた、と発表した。県内の計37市町村に上り、03年度からの5年間で延べ45万食が提供されていたという。健康被害は確認されていないという。
県教委によると、愛知県内の小中学校などに給食を提供している財団法人・愛知県学校給食会(豊明市)が、東京都目黒区の食品加工会社「すぐる食品」から仕入れていた冷凍のプレーンオムレツのつなぎとして、汚染米を原料にした米粉でんぷんが使用されていたという。オムレツは50グラムと60グラムの2種類で、うち米粉でんぷんが1.2%が配合されていたという。
すぐる食品は島田化学工業から米粉でんぷんを仕入れており、島田化学工業が03年から5年間の間、かびが付着した米国産と国産の汚染米233トンを仕入れ、正規米と混ぜ合わせて米粉を製造、このうちの一部がすぐる食品に卸されていたらしい。学校給食会は03年4月からすぐる食品からオムレツを仕入れており、島田化学工業は今年2月まで汚染米を原料にした米粉を卸していたという。
県教委はオムレツが提供されていた小中学校の数について「集計中」としている。市町村別では高浜市や大治町、日進市などの小中学校に多く提供されていた。名古屋市は提供されていなかった。県教委健康学習課の伊藤求(もとめ)課長は「安全、安心でなければならない給食に結果的に汚染米が混入していたのは残念」と話している。
【月足寛樹】
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