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8月11日10時53分配信 河北新報
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080811-00000015-khk-l06
山形県上山市は本年度、ドイツで病気の治療法として普及している気候療法と地形療法の実証試験に取り組む。市内の高地トレーニング施設「蔵王坊平アスリートヴィレッジ」と上山温泉の温泉街で、2つの自然療法の効果を検証。温泉を利用した温泉療法も組み合わせ、新しいタイプの滞在型保養地として地位確立を目指す。
上山温泉を訪れる観光客は、家族連れや少人数のグループによる1泊2日の旅行が中心で、いかに長く滞在してもらうかが課題になっている。そこで、ドイツで医科学的に効果が証明されている気候、地形療法に着目。上山温泉とアスリートヴィレッジを核に、滞在型の健康づくりのプログラムを作成することにした。
具体的には、元市職員で気候療法士の小関信行さん(53)=上山市在住=らが中心になって、標高約1000メートルのアスリートヴィレッジと同約140メートルの温泉街近くに歩行コースを設定。実証試験の一環で市民モニターの乳酸値などを測定し、医科学的効果を調べる。
ドイツから専門家を呼んでシンポジウムを開催するほか、来訪者に健康的な温泉の入り方を助言する「温泉入浴アドバイザー」も養成し、総合的な健康づくり対策を進める。
来年度以降は気候、地形療法を一般の人に体験してもらうモニターツアーを計画している。農産物などの地域資源を生かした新しいビジネスの創出も目指す。
このプロジェクトは、国が本年度創設した「地方の元気再生事業」に採択された。事業費は1800万円。今月8日には市、観光協会、温泉組合の関係者らが、今後の本格的な事業化に向けて「上山市温泉保養地まちづくり協議会」を設立した。
市商工観光課は「上山を訪れる人が滞在型になることによって、さまざまなビジネスチャンスが出てくると期待される。上山温泉の新しいイメージをつくっていきたい」と話している。
[気候療法と地形療法]気候療法は、日常の生活環境と異なる気候の下で生活し、疾病治療や健康づくりを行う療法。不眠に効果がある平地気候療法、ぜんそくに有効な高地気候療法などがある。地形療法は森や林、傾斜などを歩いて健康増進を図る療法で、心臓・循環器系の機能障害などの治療や予防に効果があるとされる。いずれもドイツでは健康保険の適用がある。
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