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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090108-00000554-reu-bus_all
[ワシントン 7日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は7日、ユーロ圏経済は過去数カ月間に大幅に悪化したとの認識を示した。雑誌インスティテューショナル・インベスターとのインタビューで述べた。
「実体経済が大幅に悪化したのは明らかだ。ECBや各国中銀のスタッフによる2010年の成長率予測はゼロからマイナス1%のレンジとなっている」と語った。
総裁はまた、現状を踏まえると、インフレ期待の抑制がこれまで以上に重要となっていると指摘。デフレは現在のところ脅威ではないと述べた。
ECBは12月4日、主要政策金利を75ベーシスポイント(bp)引き下げ2.5%とした。総裁はこれについて、ECBとしては最も予想されていた措置だったと指摘した。
ECBの金融政策をめぐっては、米連邦準備理事会(FRB)に続いて政策金利がほぼゼロに引き下げられるとの観測が高まっているが、トリシェ総裁は、米国と欧州では打撃や構造、経済が異なり、ECBがこれまでにとった措置は適切だったと主張。
「無制限のユーロ資金供給や、FRBとのスワップ協定を背景とした無制限のドル資金供給などを受けて、ECBのバランスシートは過去1年間で55%拡大した」とし、「これはかなりの規模だ」と述べた。