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オバマ米次期大統領、景気刺激策を強調 定例ラジオ演説【朝日】
http://www.asahi.com/international/update/0103/TKY200901030090.html
2009年1月3日20時19分
【ワシントン=西崎香】
オバマ米次期大統領は3日、景気刺激策をめぐり、週末の定例ラジオ演説で「早急かつ大胆に行動しないと、経済の落ち込みはさらに深刻になり、失業率は2ケタに悪化しかねない」と述べ、検討中の「米経済回復・再投資計画」を早期実施する考えを強調した。
オバマ氏は5日にも民主、共和両党の指導部と会談し、景気対策を詰める方針。
減税も盛り込んで総額が最大8千億ドル(約72兆円)近くといわれる超大型の刺激策は「短期の雇用創出だけでなく、長期的な経済成長と競争力を促進させる」と指摘。
重点として(1)代替エネルギーの生産倍増(2)道路や橋などの公共事業の強化(3)医療制度のコンピューター化の加速、などを挙げた。
同氏と民主党指導部は20日に次期政権が発足した直後、2年計画で300万人の雇用創出につながる景気対策を実施する方針。
しかし、財政赤字の急増を懸念する共和党には超大型の景気対策に慎重な声もあり、週明けから調整が本格化する見通しだ。