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Evil Warning(或る浪人の手記)貧民のいる普通の国になる日本。
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投稿者 あ+ 日時 2009 年 1 月 03 日 11:59:11: 8WlTWJKy3iQ86
 

年越し派遣村 行政支援要請へ

仕事や住まいを失った非正規労働者に食事などを提供する「年越し派遣村」に大勢の人が集まり、毛布などの物資が足りなくなっているとして、実行委員会は国や自治体に支援を要請することになりました。

「年越し派遣村」は、契約を打ち切られ仕事や住む場所を失った非正規労働者らを支援するため、労働組合や弁護士で作る実行委員会が大みそかから始めました。会場の東京・日比谷公園には、全国各地から炊き出し用の食料などの支援物資が届けられていますが、1日夜までに200人を超える人が集まり、物資が足りなくなっているということです。特に、寒さをしのぐ毛布やテントが不足していて、ボランティアの人手も夜間を中心に足りなくなっているということです。このため実行委員会は、2日にも国や地元の自治体に対し、物資の提供などの支援を要請することにしています。実行委員会の関根秀一郎さんは「想定の2倍近い人が集まり、われわれの支援は限界に近づいている。国や自治体には、災害時のように物資の提供のほか体育館を開放するなどの柔軟な対応をお願いしたい」と話しています。

(2008年01月02日 NHK)


 と言うわけで、この度、とうとう日本にも難民キャンプが出来ました。

 政府からの支援を待っているそうです。

 現状で200人くらいだという事ですが、今、この瞬間にも、企業の派遣切り、期間工切りは続いており、失業者の数は鰻登り。

 まあ、その3分の2くらいは新たな職業を見付ける事が出来るだろうけど、残りの3分の1くらいは、この日々谷難民キャンプ、若しくは、別地区の類似の集まりに参加する可能性が高い。

 日本各地、全国津々浦々に、元派遣達による難民キャンプが出来上がる、というこったね。

 嬉しいだろう、踊り出したいくらいだろう、小泉信者?

 カイカクが停滞しているなんてカスゴミは言っていたけれど、その成果は、きっちりと現れているのだから。

 弱肉強食の、何処にも救いが無い世界。

 まさしく、小泉とケケ中が目指したものそのものじゃあないか。

 安倍信者どもも嬉しいだろう?

 安倍壺三が掲げた「普通の国」という代物。

 今の現状は、まさしく「それ」だと思うよ。

 我が日本国では、少なくとも小泉の首相就任までは想像も出来なかった世界かも知れないが、日本以外の国においては、不条理に職を、住を奪われた人間が身を寄せ合って暮らしているキャンプの存在なんか、まさしく日常の、在り来たりなものだ。

 戦火によるものか、圧政によるものか、弾圧によるものか、その理由は様々だがね。

 安寧と平穏が保障され、ささやかながらも幸福が有り触れていた「奇跡の国・日本」は、貴様らガイキチホシュ、ガイキチウヨクと教祖小泉チョン一郎、司教安倍壺三、その他征倭会DIE戯死からなるカイカク真理教の手によって破壊され、垂直に昇天し、貧困と怨嗟に満ち溢れた「普通の国・日本」として転生した。

 そして、もうすぐ、ここに「暴力と破壊に満ち溢れた」という形容が付く事になる。

「派遣切れ、うっぷん晴らしたかった」六本木の刃物男が供述

 東京・六本木の六本木ヒルズで30日夜、包丁を振り回したとして銃刀法違反容疑などで逮捕された無職、椎名賢次容疑者(28)が警視庁麻布署の調べに対し、「派遣の仕事の契約が切れ、うっぷんを晴らしたかった」などと供述していることが31日、分かった。椎名容疑者は実際、12月中旬で派遣社員の契約の満期を迎え、再契約していなかった。

 調べによると、椎名容疑者は平成17年に都内の有名私大を卒業。定職に就かず、美術関係のアルバイトなど職を転々としていた。直近の仕事の業種は不明だが、派遣社員として働き、12月中旬で契約が切れていた。住居は杉並区天沼のアパートで、1人暮らしだった。

 椎名容疑者は「今後、仕事に就くあてがなく、人を驚かせてやろうと思い、包丁を振り回した」と供述。六本木ヒルズを選んだ理由としては「自分を誇示するため、繁華街を選んだ。六本木ヒルズならたくさんの人がいると思った」と話している。

 また、「逮捕されなければ、人を傷つけてしまったかもしれない」とも供述している。

 これまでの調べでは、椎名容疑者は30日午後8時35分ごろ、六本木ヒルズ近くで包丁(刃渡り16センチ)を所持。通報を受けた同署組織犯罪対策課巡査部長(35)が駆けつけると、六本木ヒルズ森タワー付近で、「刺すぞ、この野郎」などと叫びながら逃走した。巡査部長が上空に向かって一発発砲すると、包丁を足下に落とし、逮捕された。

 当時、六本木ヒルズは多くのカップルや家族連れでにぎわっていたという。

(2008年12月31日 産経新聞)


 嬉しいだろう?

 行き詰まった貧民の暴走という、日本以外の国では珍しくも何とも無い、ごく有り触れた事件。

 こんなのが、日増しに増えていく事になる。

 まさしく「普通の国」だ。

 喜べ、悶えろ、踊り狂え、小泉信者。

 「小泉将軍様(笑)と安倍将軍様(笑)のお陰で、日本は普通の国となった。マンセー」とか叫びながら、街を狂ったように走り回れ。

 我々は、最後の最後まで抵抗する。

 最後に、人物としては余り好きな人では無いのだが、非常に感銘を受けた言葉があるので、紹介しておく。

 今の日本の問題は格差問題ではない。

 国民が分断されつつある事こそ問題なのだ。

 格差問題が見えない国民が厳然と存在する。

 格差問題解決に人肌脱いでなんとかしようと行動する強者が現れてこない。

 痛めつけられている派遣労働者たちが、小泉二世を当選させる風潮に怒りをぶつけることなく、その矛先を、自分や、より弱い者に向けて自滅していく。

 その社会風潮こそ、この国の深刻な問題に違いない。

 そして、権力は、自らの権力を保持し続けるために、常に国民を分断させようとたくみに策を弄する。

 この事も、我々は知っておいたほうがいい。

(天木直人のブログ「格差が問題ではない。分断されつつあることこそこの国の深刻な問題である。」より)


 ま、何ですよ、このエントリーを読んで、嫌いだけど尊敬出来る人ってのは居るもんなんだな、と、そういう風に私は思いました。

 色々と主張の違い、考え方の違いはあっても、究極のところで求めているものの、世界のカタチというのは、多分そんなには違わないんだろう、私も天木センセも。

 逆に、小泉信者や安倍信者のような類とは、表面上の、上っ面の主張に近しいものがあるとしても、根本的に求めているもの、世界のカタチに、大きな隔たりがあるのだろう。

 といったところで、今回のエントリーはお仕舞いにしたいと思います。

http://restororation.blog37.fc2.com/blog-entry-1534.html  

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