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株式取引にしても商品先物、為替取引にしても、市場の材料で短期的には、上下を繰り返しますが、ほとんどは、循環の方程式の中に組み入れられているものではないかと考えています。
つまりは、人間の欲の表れであり、富を得たものからその富を取るために価格が上下するということになります。
株式相場の場合、今後進むのが、買っては下がり、下がっては上がりというボックス相場がつづき、今まで利益上昇相場で利益をあげてきた投資家および私のような素人投資家にとっては、いかにも損をさせるような相場展開に向かっているのかもしれません。
ただ、信用倍率などが、改善の方向に向かうと日経平均が12000円程まで上昇していくのかもしれません。しかし、そこでまたもや大きな下げが襲ってくるかもしれません。
為替にしても株式相場にしても今回の下げは、私の予測より半年程早すぎたこともあり来年は、日本の政治は不安定ですが、米国などは、オバマ大統領でしばらくは政権が安定しますので再度戦略をこの年末に考えてみようかと思います。
為替相場に関しても、今回あっさりと100円をきるドル安にふれました。110円から115円の間でショートしたのですが、まずは、底を100円でみていたためにそこで利食いし、様子をみているうちに90円までもドル安に向かってしまいました。
日銀による大規模な介入はおきないだろうということと、相場の底は、大統領選後とみていたことが、今年の相場の見間違いでした。
ただ、日本株式の1000円程の暴落にしてもその時期に体調を悪くし、ポジションを整理していたために、損からは逃れ、先日のGMの事件にしても、前日の木曜日にポジイションを整理したために大きな損はのがれたということは、よかった。その時に後場で買った銘柄も上昇をし、少しづつではありながら、利益を確保できた。
グローバル化がすすみ、ほとんど世界同時株安、或いは同時株高というようにどれもが同じ動きをする市場になってしまった昨今、分散投資をしていた投資家は、大幅な損をかかえているのかもしれません。
私の場合も米国企業の株式は、安くは買っているのですが、暴落したときにロスカットに接触したときにどうしようかと検討したのですが、今回の円高も長い目でみれば、一時的なものと考えシオヅケにしました。
ただ、株価は、マケインではなくオバマ大統領の政策しだいでは、また、中国の内需政策次第では、暴騰する可能性もあり、数年後を予測してシオヅケにしました。
やはり、来年からの株式市場は、米国の状況次第ということになるのでしょう。
日本の企業は、新興国に販売主力を移すような記事がでていましたが、正直これからの日本、特に輸出中心企業は、円高の影響もあるかもしれませんが、厳しく、たとえ米国経済が回復にはいっても厳しいという状況になるのではないかと考えています。
まず米国は、今後借金から貯蓄を増やすようになるかもしれません。米国国内の総貯蓄額を増やすということです。貯蓄を増やすということは、米国の経常収支が、改善の方向に向かうということです。
それから起きうる現象は、消費減少、投資減少です。特に消費減少にとっては、米国の消費をあてにして経営している企業打撃は大きい。新興国にしても米国の消費をあてにして経済が上昇しているために、今後益々苦しむことになるかもしれません。
米国の代わりに消費をけん引してくれる国はどこかというと日本だと考えるのですが、強いリーダーシップを発揮できない今の麻生政権では難しく、また、財政赤字という問題もある。
日本にとっては、この財政赤字が、ひとつのキーポイントになるような気がします。
国民の生活をみていますと、世界の高官が不思議な国民の一つに日本国民がはいるように、年金問題、労働問題、偽装問題とたてつづけに不祥事問題がでているにもかかわらず、日本政府、つまりは自民党と官僚を信頼しきっていることです。
その分、自民党と官僚は、その信頼にこたえて国民に奉仕をしてもらいたいのですが、
国民から麻生倒閣運動がでないというのも世論調査が悪くても信頼しているということの証でしょう。
しかし、現実に国民の貯蓄は、切り崩されつつあり、企業は、非正社員などの労働を摂取し、内部資金を増やし、間接金融である金融機関は、企業が借金を返済しつつ、企業が借入を縮小しているために、潤沢な貯蓄資金を日本国債などに投資をし、日本の財政を国内で調整してきました。
しかし、企業の収益が悪化し、国民は、貯蓄を切り崩し、企業からの税収を見込めない、公務員の待遇改善は先送りという現状、また、団塊世代の労働者がいなくなり、少子化で労働者が減少、障害年金者ではなく老齢年金者が増えるという負担増があらわれます。
つまりは、日本国債を海外に買ってもらうしかなくなるのではないでしょうか。日銀が制限無しに買う方法もありますが。
どう考えても円が強い状況が長続きするとは思えません。円ドル相場の転換が、米国の貯蓄額の変化から読み取れる方法になるのではないかと考えています。
株式相場にしてもまずは日本の労働問題がどのように変化するかが大切な課題となるのではないでしょうか。よって昨今では、豊富な資金を持つトヨタ自動車でさえ数年後は、今の建設株のような状況に追い込まれるかもしれませんし、トヨタに代わり別の企業が、トリプルAの評価を受ける企業も現れるかも知れません。
よってNY市場が、下がれば、それ以上に日本の株は空売りなどで売られ、NY市場が上がれば、日本の株は、それ以下で上がるということになるのかもしれません。
日本の株式市場だけ上昇ということは、可能性がないことはありませんが、難しい状況だとみていいのではないでしょうか。
商品相場に関しては、金価格の行方を注意深くみていきたいと考えています。ただ、ここしばらくは、以前のような急騰はないと考えています。まだ、下がるとも考えていますが。ただ、現物として金を持つことはいいのかもしれません。
金の上昇が本格トレンドにはいれば、原油なども同時に上昇トレンドにはいり、前回の高値を超えていくかもしれないかと考えています。
素人投資家からみた見解ですが、あたるかあたらないかわかりませんが、ここ三年は、今までとは違う相場状況になるかもしれないと考えています。