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http://blog.livedoor.jp/nevada_report/
2008年12月26日
経済速報（激減した鉱工業生産指数：１１月）
１１月 鉱工業生産指数 ９４．０（１０月比：−８．１％）
この＜８．１％＞の落ち込は過去最大の落ち込みとなっており、事前予想（−６．４％）を大きく上回る落ち込み方であり、判断も＜低下傾向＞から＜急速に低下＞に修正されています。
即ち、現在の日本の経済は急速に落ち込んでいるもので、１２月は更に悪化することは必至であり、＜１０−１２月期＞は過去最悪の落ち込み方を示すことが必至となっています。
ところが【在庫】は急速に積みあがっていると言われており、在庫削減のために一部では投げ売りを行って換金している事例もあると言われており、来年はものすごいデフレが日本経済を襲うことになります。
すでに液晶パネル・半導体・鉄鋼製品等々ありとあらゆる製品価格が卸段階で急落しており、メーカーは軒並み赤字になっていると言われており、業績見通しを赤字に修正する企業が年明けに急増するのは避けられません。
生産が急減する中、在庫が積みあがるという最悪の事態に企業は直面しており、多くの大企業が資金繰りに窮する事態もあり得、日本経済は非常事態に陥っています。
政府は経済非常事態宣言を出して、対応するべき時に来ています。
金融危機情報（２日連続の買い上げ）
＜昨日＞
２時半時点 ８，５４０円
３時時点 ８，５６０円
３時大引け ８，５９９円
昨日は２時半までは日経平均は２０円高前後で動いていましたが、引けにかけ年金資金が先物に買い物を入れ、さらには＜大引け取引＞で強引に買い上げたのです。
＜大引け＞で株価を買い上げたのです。
今日もほぼ同じ動きですが、規模は今日の方が大きく、２時半以降に先物に断続的に買い上げていき、終わってみれば１４０円高となっていました。
２００８年末日経平均９，０００円を完全に意識した動きですが、これを見て多くの株式関係者は２００９年の相場を「上がる」と言うはずです。
さて【年金・投信】関係者の思惑（希望）通り、日経平均９０００円回復！となって今年が終わるでしょうか？
nevada_report at 15:55
経済速報（ニューヨークの実情）
現在、ダイヤモンドの購入のために【ニューヨーク】に滞在しておりますが、異常な位静かな街になっており、ホテルも電気のつかない部屋が圧倒的になっており、半分以上が空き室になっているホテルが殆どではないでしょうか？
では街の実情はどうなっているでしょうか？
ニューヨークで発行されていますフリーペーパーでは以下のような報道をしています。
１）「ロックフェラーセンターにあるＮＢＣ エクスペリエンス店では観光客の数は変わらないが土産を購入しない、として先週従業員を１２名を解雇している」
２）「６番街５０丁目の路上屋台店では昨年のホリデーシーズンには一日平均で１５０人の客が居たが今はわずか２５人程度になっている」
３）５番街と５１丁目にある土産物店ではロックフェラーセンターには相変わらず観光客が押し寄せているが、ウインドー越しに商品を眺めているだけで消費につながらない」
これらの報道は実際にマンハッタンを歩いてみて実感できることであり、クリスマスに空いています大手玩具屋には人は多く入っていきますが、出てくる人をみますと殆ど買い物袋を持っていないのです。
ただ見て帰ってくるという状態になっているのです。
マンハッタンを見ていますと今までに見たことのない静かな年末となっており、これでは小売販売高はバーゲンで増えましても利益にはつながらず年明けには資金繰り倒産する店が急増するのは必至だと言えます。
すでに、店をそのままにして夜逃げした店も出てきており、異様なマンハッタンの姿がこれから見られるはずです。
そしてこれが消費不況として世界中に伝播していきますので、【ソニー】、【パナソニック】、【シャープ】等の消費経済に依存している会社は軒並み赤字に転落することになるかも知れません。
会社存亡のためにはどこまでリストラに踏み込めるかが勝負ですが、【ソニー】はいまだ年明けにハワイで経営陣が参加する＜ソニーオープン＞を開催すると言われており危機意識が薄く、世界経済の悪化が進めば経営危機に直面する事態に陥るかも知れません。
このような中、【株式市場】、特に≪日経平均≫は年末を意識した＜公的年金＞と＜投信の買い＞で堅調になっていますが、経済の実態が悪化している中、指数だけを買い上げましても意味がなく、年明け、特に１月２０日以降にはオバマ大統領のご祝儀相場も終わりますので、実態悪にマッチする動きになるはずです。
今の＜買い上げ＞は２００８年の日経平均を９０００円で終わらせる動きだと言えますが、来年２００９年末にはこの半分以下になっていましても何らおかしくはありません。
経済・金融の悪化が今後３年間は進みますので、【株・不動産】は継続して上昇することはありえず、【ニューヨークの不動産】も今後半分以下になり、多くの店が閉店しましても何ら驚くべき事態ではありません。
消費の悪化・経済の悪化はこれから本格化してきます。
nevada_report at 14:41
経済速報（高炉の廃炉）
一時はわが世の春を謳歌していました【鉄鋼メーカー】ですが、今や減産ではおさまらず、高炉を廃止する事態にまで追い込まれています。
【自動車メーカー】の苦境と同じく、一気に拡大したところに消費激減が襲ってきたもので、今後赤字に転落する会社も出てくるはずです。
史上最高益から赤字へと転落するわけであり、まさに「天国から地獄」となりますが、この「地獄」は数年間続きますので、再編という動きに発展するかも知れません。
ただ、この再編もＭ＆Ａを嫌う再編ではなく、救済合併・Ｍ＆Ａとなりますので、株価的には下押し圧力が高まりますので、買いではなく、むしろ売り材料になります。
自動車・鉄鋼が崩れ、化学も像崩れになっており、総合電機も崩れ始めており、今や日本の巨大企業は総崩れになってきており、生き残り策を早く策定して実施したとｋろだけが生き残ります。
巨大企業のサバイバルゲームが始まります。
nevada_report at 08:09
2008年12月25日
経済速報（創業１２２年の老舗も破たん：イギリス）
１８８６年に英国で創業しました有名紅茶専門店である【チェルシー（ウイタード・オブ・チェルシー】が事実上の経営破たんに追い込まれたと報じられていますが、イギリスでは＜ウールワース＞・＜ザビ＞の破たんもあり、小売部門の破たんが相次いでおり、如何に経済状況が悪いか分かります。
ところが市場はそのような悪化を続ける経済状況には目をつむり、ひたすら金融緩和＝経済回復＝株高、にかけています。
今の経済状況はそのような生易しいものではないのは政策当局者も知っていますが、今はとにかく先送りを続け時間を稼ぐしかないとしているのです。
今やイギリスポンドはユーロに対して最安値にまで売り込まれてきており、近々には逆転するのではないかとも言われていますが、それほど【ユーロ】経済は強いのでしょうか？
また、通貨安（ポンド安）に誘導して輸出を少しでも増やしたいというのがイギリスですが、思惑通りにいくでしょうか？
通貨安の副作用は資本の流出を招きますので、イギリスとしては今は薄氷を踏む思いで対応しているはずです。
通貨市場に激震が再度走るのも近いかも知れません。
nevada_report at 15:34
金融危機情報（１０兆円を投じたロシア通貨防衛）
今、静かにロシア・ルーブルが売られており、過去４ヶ月でロシア通貨当局は１，０００億ドル（１０兆円）ものドル売り・ルーブル買いを行っています。
ところが、ルーブルはじわりじわりと売られ、今日は３３．９０まで売られ、下値のめどが立たなくなってきているのです。
ため込んだドル外貨準備を崩してルーブルを買い支えていますが、このままいけば原油安もあり、ロシアは国際決済資金決済に行き詰り、デフォルトという事態もあり得ます。
世界中でドバイに次いで景気の良かったロシアですが、今やデフォルトが懸念される事態に直面しており、いかに今の金融・経済社会が激しく動いているか分かります。
nevada_report at 14:26
経済速報（いすゞの給与カット：全社員）
【いすゞ自動車】は年明け１月から役員報酬を３０％カットするとともに、４月以降は＜全社員の賃金カット＞と＜労働時間の短縮＞に踏み切るとされており、とうとう＜派遣削減＞だけではなく、正社員にまで給与カットが及んできています。
今後このような給与削減は全業種に及びますので、国民の消費は更に落ち込むことになります。
ただこのような削減で＜終わり＞ではなく、給与の３０％引き下げが全業種に及び、人員削減も半端な数ではない状態（３０％以上は必至）となりますので、日本国中で生活困窮者の増加や失業者があふれかえることになります。
今回のいすゞの人件費削減が【トヨタ】・【ソニー】・【キャノン】等に波及するのかどうか。
日本の景気は今重大な局面にさしかかってきています。
nevada_report at 12:36
経済速報（治安の悪化：拳銃強盗）
派遣切りや解雇等もあり、日本の治安の悪化は今後急速に進むことは必至ですが、このような中、三重県鈴鹿市で消費者金融会社に２人組の強盗が押し入り拳銃を発射し、４００万円を強奪したと報じられています。
店長が撃たれて重症になっているということですが、今後拳銃・刃物を使った強盗も多発することも十分ありえますので、経済危機・金融危機から身・財産を守ること以上に＜身の安全＞を守ることが更に必要になってきます。
日本はまだ安全神話がありますが、世界情勢はそのような甘いものではなく、外国人の犯罪も増えてくるでしょうし、経済・金融・治安面で恐ろしい社会が出現するかも知れません。
nevada_report at 04:12
経済速報（激減したトヨタの売上と企業経営）
トヨタ自動車単体の売り上げが激減してきています。
国内販売 −２７．６％
米国販売 −３３．９％
欧州販売 −２９．６％
中国販売 −２１．４％
インド販売−４８．９％
世界中で売り上げが激減しているもので今後更に世界経済は悪化しますので、このままの売上減少が続けば、会社存亡の危機に直面します。
目一杯、世界中に工場・販売網を拡大したところに、パーフェクトストーム（完全なる嵐）が襲ってきたもので、今【トヨタ】の経営陣は青ざめているはずですが、ここでただ傍観しているほど【トヨタ】は愚かな会社ではないはずです。
４〜５兆円の赤字を計上無配にして一気に態勢立て直しに入るかも知れませんが、
下請け会社・関連会社にはものすごい圧力がかかり、上場会社でも倒産するところも出てくるかも知れません。
今後、生き残りをかけた壮絶なる戦いが【トヨタ】グループで見られるはずですが、これを潜り抜けた企業だけが今後の経済下でも生き残ります。
どのような企業でも甘い対応は許されませんので、企業経営者は会社存亡をかけて鬼になって対応するべき時だと言えます。
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