★阿修羅♪ > 国家破産60 > 670.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
12月18日6時13分配信 河北新報
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081218-00000006-khk-l04
雇用情勢が厳しさを増す中、宮城県大崎市の古川公共職業安定所前の道路の渋滞が慢性化している。職を求めて訪れた人の車が駐車場に入りきれず、路上にはみ出す状態が何年も続いており、失業者の増加に伴い、さらに悪化する可能性もある。市は「相談窓口をほかにも設けてほしい」と分散化を要望している。
東北新幹線高架橋沿いの安定所駐車場につながる道路には17日午前、順番待ちの車が50メートル以上の列をつくった。
3歳の子どもを連れて職を探しに来た市内の女性(24)は「きょうは20分待った。車を止めた後も窓口で待たされる。バスやJRは便が悪くて、車で来るしかない」とあきらめたように話した。
安定所の推計では、1日平均700―800人が職探しや相談に訪れる一方で、来所者用の駐車場は46台分。来所者数が増えた7年ほど前に駐車場拡大を検討したが、適当な代替地が見つからず、断念したという。
駐車場の出入りを一方通行にして車を回遊させ、誘導の警備員を配置しているが、渋滞解消には至っていない。
宮城労働局職業安定部によると、古川管内の10月の月間有効求職者数は4225人で、前年同月に比べ8.4%増加したのに対し、月間有効求人数は2188人で、33.5%も落ち込んでいる。
同部は「古川管内は製造業の事業所や派遣労働者が比較的多く、雇用調整の影響を受けやすい。厳しい状況はしばらく続くだろう」とみる。
今後、さらに求職者が増える可能性があり、伊藤康志市長は16日開かれた市緊急景気・雇用対策本部会議で、「新たに窓口を設けるなら、市の建物を活用することも可能」と提案、安定所側に改善を求めた。
提案について、三浦克美所長は「宮城労働局と相談したい。待ち時間は短くしたいが、対応する職員の数も少なく苦慮している」と話している。