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世界の迷惑 【金融詐欺帝国アメリカ】の崩壊   【情報技術史(コンピュータとネットワークの進化) 】
http://www.asyura2.com/08/hasan60/msg/587.html
投稿者 愚民党 日時 2008 年 12 月 14 日 20:33:59: ogcGl0q1DMbpk
 

(回答先: 【金融詐欺帝国アメリカ】  規定路線 【ブルームバーグ】 投稿者 愚民党 日時 2008 年 12 月 14 日 20:22:23)

http://blogs.yahoo.co.jp/eugenes0507/55374881.html


世界の迷惑:アメリカ金融帝国の崩壊

2008/10/12(日) 午後 10:32学内・学会・社会の動向大学 Yahoo!ブックマークに登録 日本人4人がノーベル賞を受賞したと明るいニュースがある反面、9月15日リーマン・ブラザースの破綻を契機に、世界は底の見えない金融危機の奈落に吸い込まれて行くようだ。
史上最悪の政治家が治める国で、たびたびの失政を重ね、任期の最後に来てまたやらかした。この国は世界に大きな迷惑をかけている。イラクやアフガニスタンで戦争している場合ではない。この暗雲は、そのうち我々一般庶民の日常生活をも影で包み込むようになるであろう。私は2008年4月1日に、愚かな指導者の失政の一つとして、サブプライム問題では不良債券をわからぬように金融商品に紛れ込ませ世界中にバラ撒いたことは、詐欺に等しいと指摘をした[4]。伊藤博敏氏もSAPIO2008年8月4日号で「・・・サブプライムローンは、もっと規模が大きく、国家単位で詐欺を働いたに等しい。」と言っている[1]。この国の指導者はサブプライムローンの推進に当たり、白人に比べマイノリティの住宅所有率が低いので貧しい人々にも持ち家を与えたいと、もっともらしい理由をつけている。イラク戦争を始める際にも「イラクの民主化」などというもっともらしい理由をあげていた。欲望をもっともらしい大義名分で覆い隠して世間を丸めこみ、後で世界を巻き込んで大混乱を引き起こす。

今回のリーマンの破綻と引き続く世界連鎖株の暴落を見ても思い出すのが、ロングタームキャピタルマネジメント(LTCM)というヘッジファンドである。また同じ失敗を繰り返しているとしか思えない。LTCMは、1994年に設立され4年で投資資金は4倍に膨れたが、アジア通貨危機、ロシア財政危機の影響で、1998年一気に破産した。LTCMは、ブラック=ショールズの方程式で有名な金融工学の理論を造った経済学者が2名参加しているという評判で多額の投資資金を集めた。この間、1997年、ロバート・マートンとマイロン・ショールズ 「金融派生商品(デリバティブ)価格決定の新手法(a new method to determine the value of derivatives)」に対してノーベル経済学賞が与えられている。LTCMが破綻した後であったらノーベル賞を授与できたか疑わしい。金融工学の理論も、現実とは異なる、限られたある仮定の範囲内で構築されたもので、現実はその枠を超えている。このノーベル経済賞は、業績から47年後に与えられた南部博士の物理学賞と46年後に与えられた下村博士の化学賞に比べると、どれほどの価値があるものだろうか。
◆(10月15日追記)「産経ニュース【ノーベル経済学賞】クルーグマン氏、米政権経済政策は間違いと批判(2008.10.14 18:34)」
http://sankei.jp.msn.com/world/america/081014/amr0810141836003-n1.htm
この記事の中でクルーグマン氏は「ノーベル賞は知識人が受賞する。知識人の多くは反ブッシュというだけのことだ」と言っているが、知識人に限らずまともな判断力を持った人間なら反ブッシュとなるであろう。
◆(10月15日追記)中日新聞 http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2008101402000047.html
◆(10月15日追記)毎日jp http://mainichi.jp/select/world/news/20081014dde007030048000c.html

私が生まれ育った時代は、食糧もない、文房具もない、娯楽もない時代であった。そのような日本も復興し、繁栄し、バブルの時期を迎えた。人々は、日本は世界でも最も豊かな国だと思い、浮かれた。実際の価値よりも地価が急騰して、誰もが土地を買いあさった。やくざを雇い非道な地上げをしてまでも。しかし実力をはるかに超えた価格での土地売買は、必ずいつか破綻し、バブルは崩壊する。

金融のマネーゲームも、価値を創造せずにマネーデータをやり取りするだけでは、必ずいつかは破綻する。アメリカが主導したグローバル化、自由化によってもたらされた結果は、世界を巻き込んでの大混乱と経済の冷え込みであった。このアメリカによってもたらされる連鎖崩壊は、日経ビジネス8月4・11日号「超大国が消える日」[3]によれば、すでに昨年ピーター・シフが出版した本によって予言されていたと言う。

日本は資源のない貧しい国である。日本にかつて存在したものは質の高い労働力であった。日本は質の高い労働力により高品位の製品を製造・輸出して外貨を稼ぎ、庶民も豊かさを享受できるようになった。しかしこれからの日本は、労働力は減る一方。いつかは枯渇する原油や資源の高騰、円高などが加わり、輸出に依存する日本に有利な材料は見当たらない。我々庶民はかなり抑えた生活を強いられるであろう。

アメリカの誘導と、将来展望と戦略のない無策な政府によって、日本の農業は衰退した。食糧自給率の極端に低い我が国にとって農業は国の存亡がかかわる重要な産業である。人口増加に対して食糧の供給は追い付かず、いつかは食糧難になることはマルサスの時代から言われていたことである。現在その兆しは世界の各地で現れている。そのうち日本にも必ずやってくるであろう。お金を出せば食糧を買える時代はそのうち終わるであろう。地道に労働して価値あるものを創造する農業を再興しなければ、日本の将来はない。

我々日本人は、このアメリカの大失態を良き教訓として心にとどめ、地道に努力して、汗を流して価値あるものを創造してゆくことの大切さを心から学ぶべきである。技術の日本、モノ造りの日本である。

参考文献:
[1]伊藤博敏、「金融工学 刷り過ぎたドルを世界に撒き散らすデリバティブは米国製大量破壊兵器だ」、SAPIO、pp.18-20、2008年8月4日
(アメリカは大量破壊兵器を理由にイラクへ先制攻撃を仕掛け、殺戮を繰り返したが、大量破壊兵器は発見されなかった。世界を大混乱に陥れたデリバティブという大量破壊兵器を持っていたのはアメリカだった。)
[2]ロジャー・ローウェンスタイン(東江一紀、瑞穂のりこ訳)、「最強ヘッジファンドLTCMの興亡」、日経ビジネス文庫、2005年11月1日(原書2000年);
http://ja.wikipedia.org/wiki/LTCM
[3]「超大国が消える日 “破滅の預言者”が語る暗黒の時代」、日経ビジネス、pp.36-39、2008年8月4日・11日号
[4]eugenes0507、「4月1日:史上最悪の政治家」、Yahooブログ、2008年4月1日、(http://blogs.yahoo.co.jp/eugenes0507/52783169.html
[5]田代秀敏、「恐慌前夜 ドル崩落が日本を襲う」文芸春秋、pp.168-178、2008年11月号(この中で、「アメリカがリスクをばらまいた」という章で詐欺的な行為を「事故米が混入した米を、正常米として世界中にばら撒くような仕組みを編み出したのである。」と婉曲に譬えている。10月30日追記)
[6]堺屋太一、「近代工業化社会が今度こそ終わった」中央公論、pp.128-135、2008年12月号(130ページに、サブプライム・ローンはよくできた仕掛けで、あえていえば

http://blogs.yahoo.co.jp/eugenes0507/55374881.html



 

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