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ビッグ3:救済決裂で労組と共和党が非難合戦【毎日JP】
http://mainichi.jp/select/world/news/20081213k0000e020020000c.html
【ワシントン及川正也】
米自動車大手3社(ビッグ3)救済法案の修正協議が決裂し、事実上の廃案となった混乱劇から一夜明けた12日、共和党の修正案を主導したコーカー上院議員と、これに反対した全米自動車労組(UAW)のゲテルフィンガー委員長がそれぞれ会見し、廃案の責任を押し付けあう非難合戦を展開した。
「共和党は我々が合意できる案はなんであれ壊そうとした。組合員の心を傷つけようとした」。
ゲテルフィンガー氏は敵対心をむき出しにした。
11日夜にコーカー氏と「いったんは修正案で合意した」が、コーカー氏が持ち帰った案を日本車の工場などが選挙区にある「外国ブランドを代表する」議員らが反対したと主張した。
一方、コーカー氏は「合意寸前だった」としながらも日本メーカーに比べて高いとされる人件費の削減実施時期について「09年中のいつでもいい、同水準にすべきだと言ったが、(拒否され)決裂した」と労組側のかたくなな態度を批判。
「労組が実施時期を受け入れてさえいれば圧倒的多数で可決されていた」と反論した。
民主党の集票マシンである労組からみれば共和党の「労組つぶし」と映り、市場原理を重視する共和党にすれば労組の自己防衛と「失敗企業への税金投入」との警戒感があり、最後まで互いの不信感をぬぐえなかった。
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毎日新聞 2008年12月13日 10時56分