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米国債は暴落しない!!!----【ゼロ金利視野で国債増発余地--「失われた10年」再び】---(ブルームバーグ)
http://www.asyura2.com/08/hasan60/msg/506.html
投稿者 ミスター第二分類 日時 2008 年 12 月 12 日 09:15:30: syFUAx3Wc1pTw
 

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=alrhcP1l8uHA&refer=commentary

【オバマ次期米政権:ゼロ金利視野で国債増発余地--「失われた10年」再び】---(ブルームバーグ)

 12月8日(ブルームバーグ):日本最大手の債券投資家らは、オバマ次期米大統領が戦後最悪のリセッション(景気後退)に取り組むなかで、発行コストを上げずに米国債を大量に増発できる余地があると指摘する。

 金融危機に苦しむ現在の米国は、デフレとリセッションが同時に襲い、日銀が成長回復を図るために苦闘した90年代日本の「失われた10年」によく似た様相を呈し始めている。
米経済を支えるため米政府が史上最大規模の国債発行を行っているにもかかわらず、米国債の利回りは低下している。
2年債の利回りは先週、0.92%に低下。
これに対して、2年物日本国債の利回りは0.57%となり、スプレッド(利回り格差)は一時、1992年以来最小となった。

 銀行総資産で20兆円の三菱UFJ信託銀行グループマネージャー、坂東洋行氏は「歴史は繰り返す」と述べた上で、「日本でのわれわれの経験に基けば、同じことが米国でも起こると予想される。米政府の方が借り入れできる余地が大きい」と指摘した。

 坂東氏は米国債の買い付けを検討し、419億ドル相当の資産を管理するみずほ投信投資顧問も米国債を購入している。
みずほ投信投資顧問は年間を通じて、米国のインフレがデフレに転じ、米国債価格を押し上げる状況を見越した投資を行ってきた。

 一方、米銀JPモルガン・チェース傘下のJPモルガン・アセット・マネジメントは、米連邦準備制度理事会(FRB)が10年前に日銀が行ったように、金利を低く抑え景気を刺激するために米国債を買い入れると見込んで、同国債を購入している。

 外国中央銀行などの機関に代わってFRBが保有する米国債の残高は9月以降12%増えており、前四半期(7.7%)から増加ペースが加速した。

              ゼロ金利

 2年物米国債の利回りは6月に3.11%と今年のピークを付けた後反転し、現在まで5週連続で低下している。テリー・ベルトン氏とスリニ・ラマスワミ氏らJPモルガン・チェースのアナリストらは11月28日付のリポートで、同利回りが2009年半ばまでに0.6%まで低下する可能性があると予想する。

 リポートはこの利回りについて、日銀が99年にゼロ金利政策を開始した後、日本の利回りが3カ月間0.1−0.8%で推移したことを考えれば、「不合理ではない」と分析する。

 JPモルガンのアナリストらは09年米債券見通しで、FRBはFF(フェデラルファンド)金利の誘導目標を現在の1%から同年1月までにゼロに引き下げると予測。同じプライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)の英HSBCホールディングスと米シティグループも、ゼロ金利に向かうと予想している。

 JPモルガン・アセット・マネジメントの国部真二債券運用部長は「投資家らは日本市場の過去の歴史を研究している」と語った。同社は11月最終週に米国債を購入したという。

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 城塚 愛也 Aiya Shirotsuka ashirotsuka@bloomberg.net Editor: Ryoji Uchida 記事に関する記者への問い合わせ先: Wes Goodman in Singapore at wgoodman@bloomberg.net .

更新日時 : 2008/12/08 14:57 JST
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(コメント)
 巷では米国債の暴落、ドルのデフォルト説が蔓延しており資金不足となった米国がオバマ政権に転換後に事実上の「デフォルト」に陥ると言う噂や情報が溢れていますが、この現象をどう説明するのでしょうか。

 私はかねてから高利回りかつ安全と言われて(騙されて)購入した証券化商品への投資ができなくなった状態では米国内の資金が米国債への購入に向かうと唱えてきました。
 実際、米国内で消化できないから国外で販売し消化している点をなぜか皆忘れています。
 実際には欧州の方がダメージが大きく金融危機に突入したり、景気後退局面に入るとユーロの方が危ないと言う事はかねてから唱えてきましたが、なぜかマスコミ報道がでるところっと掲示板の論調が変わってしまい半分呆れています。

 ある情報筋は中国バブル崩壊説の次に米国債の暴落説を唱え最近はユーロ暴落説を盛んに唱えていますが・・・・・・

 米国の短期金利は低下し、長期と短期の金利格差(長短格差)は拡大しています。米金融当局の狙いはまさに「この状態こそが目的」なのです。
 商業銀行などの金融機関の資金調達は短期です。従って低金利であり、顧客から預かった預金等の商品はこの短期金利に連動するものが圧倒的に多くなっています。

 反面、米国債等の長期の金利は高くなっています。
 するとどのような現象が起こるかと言えば、低金利の短期で資金を調達し長期国債を買うだけで信用リスクゼロで一定の利鞘が稼げる状況となります。
 また商業銀行の通常の融資も圧倒的に長期融資が多い為に長短金利格差の拡大は金融機関の収益拡大をもたらします。

 つまり信用バブルの崩壊で皆が「信用」について意識しだした時に今まで見向きもしなかった米国債と言う「最高の信用??」への資金投資に目覚めると言う事です。

 まず、金融システムの維持・安定。それから景気刺激策の推進。全くもって見事なものですな・・・・・・

 個人的には米政府への信頼は日本国民の日本政府への信頼よりも遥かに高いと思っていますが・・・・・どうなりますか。  

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