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円高は日本株にむしろ好材料も=東洋証券・橋爪氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081207-00000004-scn-brf
12月7日10時6分配信 サーチナ
日経平均は、年内は7800〜9500円で推移すると見ています。
年明け以降は、オバマ次期大統領が1月20日の就任後、かつてのニューディール政策のような大型景気刺激策を出せるかどうかによって、世界中の株式市場の動向は変わってくると思います。
世界同時不況とともに乱高下が続く日本株市場。
今後の動きはどうなるのか?
東洋証券の情報部担当執行役員の橋爪正男氏に聞いた。
――先週も日経平均が8000円を割るなど乱高下が続いています。今週以降の相場見通しは?
日経平均は、年内は7800−9500円で推移すると見ています。
年明け以降は、オバマ次期大統領が1月20日の就任後、かつてのニューディール政策のような大型景気刺激策を出せるかどうかによって、世界中の株式市場の動向は変わってくると思います。
刺激策の規模の大きさ、出すタイミングによっては株価にプラスに作用するかもしれません。
ただし、失望をもたらすような内容であれば、上値の重い相場が続きそうですね。
――日本株相場に対する明るい材料は?
今年に入ってから円が買われ続けていることです。
世界の主要通貨の対ドル相場は年初来下げているのに対し、唯一円だけは11月19日時点で15.77%の円高となっています。
これほどの上げ幅は、「円キャリー取引」の巻き戻しといった消極的な理由だけで説明し切れるものではありません。
日本市場への期待が反映されているのではないでしょうか。
本日(12/2)の日経225の平均配当利回りは約2.7%とそれなりに高いですし、ユーロなどは対円で約3割も減価していますから、欧州から見れば日本株相場は下がっていないんです。
つまり彼らにとって、日本株はまだまだ魅力的な投資対象であると言うことができます。
これまでは外国人投資家がキャッシュポジションを高めるために日本株を売り、海外の株式相場以上に日本株相場が下げましたが、そのリバウンドで今後、日本株が大きく活躍する可能性はあります。
――円高の進行は企業業績にますます悪影響を及ぼすのではないでしょうか?
世間では一般に「円高」イコール「日本株安」と見られており、事実そういう動きもありますが、じつは日本には鉄鋼、薬品、食品、電力、ガスなど円高でメリットを受ける企業のほうが多いんです。
かつて1ドル=360円の時代からどんどん円高が進んだ時期に、日本株も上昇し続けたことからもわかるように、元来円高は日本株相場のネガティブファクターとは言い切れないところがあります。
2009年の企業業績は引き続き厳しいと思われますが、10年には回復基調に向かうのではないかと見ています。
――注目すべきセクターは?
新型インフルエンザの大流行が懸念される中で、抗インフルエンザウイルス剤などの医薬品メーカーに注目しています。
日本が今後の流行に備えて総人口の45%まで備蓄する見通しがあります。
また、円高メリットも享受できます。
このところETF(上場投資信託)も人気ですが、日本を代表する30銘柄で組成されているTOIXコア30連動型のETFがお勧めですね。(取材・文責:サーチナ・メディア事業部)
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最終更新:12月7日10時6分