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三菱商事がイオン株式5%程度取得へ、筆頭株主に【読売】
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081206-OYT1T00260.htm?from=main1
三菱商事がイオンの発行済み株式の5%程度を取得する方針を固めたことが6日、明らかになった。
株式取得額は300億円を超え、保有比率ではみずほコーポレート銀行の3%を抜いて筆頭株主となる見通しだ。従来の取引関係を深め、イオンは商品仕入れで三菱商事の全面的な協力を得る。仕入れコストを引き下げることで、消費者の節約志向への対応力を強化したい考えだ。
両社は衣料品や食料品などの商品調達で協力するほか、中国など海外でのイオンの出店を三菱商事が支援する。三菱商事が出資するスーパーに、イオンが自主企画商品(プライベートブランド)を供給することなどを検討するほか、イオン子会社のミニストップと三菱商事が32%出資するローソンについても、商品調達などで連携を目指す。
イオンと三菱商事はこれまでも商業施設開発会社を共同で運営し、今年9月には三菱商事がイオンの物流子会社に1億円(出資比率15%)を出資するなど、協力関係にあった。
イオンは消費低迷の影響で業績が悪化し、2008年8月中間連結決算では、税引き後利益が160億円の赤字(前年同期は238億円の黒字)に落ち込んでいた。
(2008年12月6日10時57分 読売新聞)