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(回答先: 岩手県南の製造業「非正規」1000人超削減 投稿者 めっちゃホリディ 日時 2008 年 12 月 06 日 07:37:11)
12月6日6時12分配信 河北新報
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081206-00000002-khk-l03
自動車関連企業が多数立地する岩手県南で工場の雇用調整が急速に広がり、非正規労働者が苦悩している。規制緩和で製造業への派遣労働が解禁されて以降、職を得た労働者に、突然の大量雇い止めは「かつてない不安」(失業者)となって襲う。企業サイドの努力も限界があり、不安定な雇用頼みだった地域への深刻な影響も懸念される。
「減産しているのは分かるので、仕方がない」。派遣など非正規労働者の約350人削減が明らかになった関東自動車工業岩手工場(金ケ崎町)。先月21日、派遣会社から工場の契約打ち切りと解雇を伝えられた岩手県奥州市の男性(25)は肩を落とす。
工場には所属する派遣会社から50人が送り込まれていた。全員が今月末、契約打ち切りとなる。2年間働いた奥州市の派遣社員男性(35)は職業安定所回りを始めたが、「近くの工場も派遣削減が相次ぎ、まだ職が見つからない。妻と子ども2人がおり、胸が押しつぶされそうだ」と切迫した表情で話した。
岩手県南は、生産ラインに労働者を送り込む派遣会社が70社以上進出し、派遣の求人も潤沢だった。だが急激な減産と雇用調整の影響で、派遣会社が集中する北上市の10月末の有効求人倍率は0.62と、1年前の半分以下に落ち込んだ。
企業側も雇用削減による地域への「衝撃」を減らそうと頭を悩ます。アイシン東北(金ケ崎町)は年明けから契約社員110人を対象に、労働時間を分け合うワークシェアで雇用を維持する。「地元への影響を最小限にしたいが、この景気でどこまで続けられるか…」と不安は尽きない。
達増拓也知事は5日、県議会一般質問で「雇い止めの自粛や新卒者採用の継続を、自ら先頭に立って企業に要請していく」と強調。商品開発や福祉ビジネスを支援し、雇用創出に努める考えを示した。奥州市も公共事業の前倒しを検討する。
9月末で自動車部品工場から派遣契約が打ち切られ、職安を訪れた北上市の男性(22)は「ほかの産業を支援しても求人が増えるのはいつなのか。同居中の女性も年明けに派遣先から雇い止めになり、結婚はもうあきらめムード。年越しは貯金でしのぐしかない」と求人票を手にまくしたてた。