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ＦＲＢ、バンカメによるメリルリンチ買収を正式に承認（日本経済新聞）
ワシントン(ウォール・ストリート・ジャーナル)米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）は26日、銀行大手バンク・オブ・アメリカ（NYSE:BAC）による証券大手メリルリンチ（NYSE：MER）買収を正式に承認した。これにより、預金を扱う金融機関として米国最大のバンカメの経営規模がさらに拡大することになる。
バンカメは9月15日、ウォール街で金融混乱が広がる中で、メリルリンチを500億ドルで買収する計画を初めて発表した。発表されたのは、証券大手リーマン・ブラザーズが連邦破産法11条の適用を申請したのとまさに同じ日だった。
ＦＲＢは買収を承認する文書の中で、「買収提案を慎重に検討した結果、関連する銀行市場やほかの関連市場における競争に重大な悪影響を及ぼす公算は小さいと判断した」と説明した。
ＦＲＢによると、現在のバンカメの連結総資産は1兆8000億ドル。預金残高は約7742億ドルと、米国の全銀行の合計預金残高の約10.8％に相当する。一方、メリルリンチの連結総資産は約8750億ドル、預金残高は778億ドルで、買収完了後、バンカメの総資産は約2兆7000億ドル、預金残高は約8520億ドルとなる見込みという。
バンカメが合併新会社の資産運用部門の責任者を発表後、
ＦＲＢは正式に買収を承認した。
９月にバンカメがメリルリンチの買収を提案したのは予想外の動きだった。バンカメは一時、リーマンの買収について交渉していたが、その後これを取りやめ、代わりにメリルリンチの買収に乗り出した。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCNE2407.html
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