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中国が貸出金利と預金金利を引き下げ、預金準備率も引き下げ(ロイター)
2008年 11月 26日 21:40 JST
[北京 26日 ロイター] 中国人民銀行(中央銀行)は26日、世界的な金融危機の国内経済への影響緩和に向け、9月中旬以来4回目となる利下げを発表した。指標となる貸出金利と預金金利をそれぞれ1.08%ポイント引き下げ、27日付で実施する。
1年物貸出金利は6.66%から5.58%、1年物預金金利は3.60%から2.52%に引き下げられる。貸出金利の引き下げ幅は1997年10月以来最大。預金金利は99年6月以来の大幅な引き下げとなった。
中国人民銀行は、利下げは成長を促すために十分な流動性を銀行システムに供給することが目的、と説明した。
人民銀行は9月15日、10月8日、10月29日にも利下げを実施した。
預金準備率についても大規模銀行が1%ポイント、中小規模の銀行は2%ポイント引き下げられた。その結果、大手5行の預金準備率は17.0%から16.0%に、他の銀行については16.0%から14.0%に引き下げられた。実施日は12月5日。
人民銀行は10月8日にも預金準備率を引き下げている。
HSBC(香港)の首席中国エコノミスト、ク・ホンビン氏は、中銀は積極的な利下げを続け、2009年6月までに200―250ベーシスポイント(bp)追加利下げするとの見方を示した。預金準備率も4%ポイント引き下げると見通している。
中国はこれまで27bpの幅で金利を調整してきたが、今回はこれの4倍の利下げとなった。中国は9の倍数のbp幅で金利を変更するが、これは最近まで算盤を日常的に使用していた貸し手が年間営業日を360日として金利を計算しやすいようにするため。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-35112120081126