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経済対策に重厚布陣 オバマ次期大統領 「ルービノミクス」踏襲か (1/2ページ)【産経】
http://sankei.jp.msn.com/world/america/081125/amr0811252034008-n1.htm
2008.11.25 20:31
【ワシントン=渡辺浩生】オバマ次期米政権の経済チームは、経済危機解決に経験豊富な即戦力を集結させた。次期財務長官に指名したガイトナー・ニューヨーク連銀総裁(47)、国家経済会議(NEC)委員長に任命したサマーズ元財務長官(53)ら、クリントン政権で経済政策を主導したルービン元財務長官の“子飼い”が勢ぞろいした。オバマ氏が「大きな政府」を志向しながらも、90年代の高成長を演出した当時の現実路線を踏襲するのではないかという期待が高まっている。
「行動に躊躇(ちゅうちょ)も遅れも許されない」
こう語るオバマ氏の布陣は、ポールソン財務長官ともに金融機関の救済や破綻(はたん)処理を手がけてきたガイトナー氏を金融安定化の陣頭指揮にあたらせ、ハーバード大教授として現在の金融危機で積極的な政策提言をしてきたサマーズ氏を経済政策立案の中核に置くというものだった。米メディアによると、予算編成の要である行政管理予算局(OMB)局長には、オーザグ議会予算局長(39)を起用する。
「『ルービノミクス』と呼ばれるようになった経済政策の崇拝者たち」。オバマ氏の経済チームの顔ぶれを、米紙ニューヨーク・タイムズはこう表現した。
「ルービノミクス」とは、1993年のクリントン政権発足と同時に経済政策担当の大統領補佐官となり、95年から財務長官を務めたルービン氏の経済政策を指す。「大きな政府」を志向する民主党政権下で、ルービン氏は財政均衡や金融規制緩和、自由貿易など市場主義的な政策を唱えて政権の路線を中道主義に導き、米史上最長という90年代の高成長を演出した。