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公聴会「緊急経済安定化法の実施および政府の貸出と保険の制度を監督する;
経済と融資利用可能性に対する影響」
日時 ： 2008年11月18日、午前9：30〜
場所 ： 2128 Rayburn House Office Building
01：31：30 〜 01：36：43
Ron Paul
バーナンキ議長に直接お答えいただきたいと思います。
長年、オーストリア学派の自由市場経済学者たちは、
こうした今の問題がやがて生じることをすべて予測してきました。
彼らが言っていたことはどれも確かに正しかったわけです。
もちろん、彼らは私も含めて、この解決策とされているものには、あまり満足していません。
そもそもうまく行かないシステム（制度・機構・体制）を継ぎ合わせることに、
多くの活動力とお金を費やしているように見えるからです。
私たちは、議会には、たくさんのお金を支出させ、
財務省には、どの無価値の資産を私たちが買うのかを選別するようなことに没頭させ、
もちろん、連邦準備制度には、そのお金の流れが誰にも把握できないような、
何兆ドルというお金を注入するようなまねをさせています。
しかし、私たちが認めようとしないことがあると思います。
それは、もうこのシステムがうまく機能することはないということです。
しかし、どうして私たちがそれを認めたがらないのか、それは私にも理解できます。
議会がそれを認めたところで、連邦準備制度がそれを認めたところで、
財務省がそれを認めたところで、私たちの状況は全く何ら変わるところはないからです。
このシステムが機能しなくなってしまった原因に目を向けて、考えることなくしては、
ここで解決策を見つけることは出来ないのです。
私たち自身には非常に大きな影響力があることに思いを致す必要があります。
私たちが非常に大きな影響力を持っているというのには、
また別な理由もあげられると思います。
というのも、ある意味、1971年以来、
市場で修正が生じるのを邪魔してきた私たちの市場への干渉が、
それでうまくいっていたようにも見えるからです。
つまり、国際収支、経常収支における赤字が、
自動的に修正されえないようなシステムになったことで、
1971年に、この失敗は確定していたということです。
問題はそこにあったのです。
経済学者たち、それは、左派であろうと、右派であろうと、中道であろうと、
この経常収支の赤字は大問題であると、彼らは過去数十年間いつも言ってきました。
そして今、完全に手に負えないものになっているのです。
ここで私たちは、こうした規則を作るのに奮闘していますが、
行ったり来たり、埒が明きません。
私の質問は次のようなものです。
いつになったら、私たちは、
このシステムではうまく機能しないことを完全に理解するようになるのか。
これから私たちはどうするのか。
あなたは、今やっていることについてどう考えておられるのか。
私たちは、すでに新聞紙上で語られているのを見ています。
新しい国際的な世界準備通貨についての記事を見ています。
私にとっては、非常に重要なことなのです。
「fiat」（法定不換）のドルを準備通貨にしたこのシステムでは、
もはや、うまく機能しないのですから。
それが、私たちが受け入れねばならない情報なのであり、
私たちは今後どうしていくのか決める必要があるのです。
また、このことは、歴史においては、目新しいことではないのです。
いろんな通貨が失敗してきました。
いろんな金融システムが失敗してきました。
全体的な話として、信頼を回復するためには、
皆がその信頼回復ということについて話していますが、
通貨そのものが正直であるような通貨に立ち返る必要があるのです。
単なる「fiat」（法定不換）のお金ではなくてです。
舞台はあるのです。不可能なことではありません。
すでに、世界の中央銀行たちは、
過去の歴史において今までに採掘されたすべての金（ゴールド）の15％を今なお保有しています。
この金（ゴールド）を保有しているのには、なんらかの理由があるということです。
従って、このままでは済みません。何か起きます。
それとも、このシステムを継ぎ合わせるのに、
私たちは、これからも、もっとお金と時間を無駄にし続けてゆくのですか？
つい先週、イランが750億ドル相当の金（ゴールド）を購入したとの報道がありました。
ヨーロッパから外貨準備を引き上げて、金（ゴールド）を購入し、アジアに置いていると。
それが時代の動向で、どんどん動き出しているんじゃないですか？
私の質問は、あなたの会合で、
あなたは、ごく最近、他国の中央銀行家たちと会合を持ちました。
新しい国際的な世界準備通貨について考える話は出ているのですか？
もし、そうであれば、その議論において金（ゴールド）は取り上げられているのですか？
どのようにして信頼を回復するのですか？
最近、あなたは、どこの中央銀行家たちとも話をしましたね。
ドルのシステム（体制）を取り替えるような動きはあるのですか？
なぜなら、ドルのシステム（体制）は基本的には死を宣告されているも同然だからです。
うまく機能することはないからです。
しかし、このことは、実際まさに予測されていたことなのです。
この途方もない不均衡、それが修正され調整が進むのを決して許してこなかったからです。
そして、彼らはいつも継ぎ接ぎしてきました。
私たちは、いつも介入してきました。
私たちは、支出し、通貨膨張（インフレ）させ、赤字をどんどん積み上げてきました。
1971年以来、こういった問題を是正することも、やろうと思えば出来たのですよ。
新しい準備通貨に関して、あなたとの間で、どんな会話があったのか聞かせてもらえますか？
Ben Bernanke
はい、議員。
私は、ドルのシステム（体制）が死んでいるとは考えておりません。
ドルは今なお国際通貨の第一位にあると思います。
この危機にあっても、ドルが最近かなり価値を増しているのが見られました。
市場におけるドルが、安全な避難所であり、高い流動性を有していることに、
高い関心が寄せられているからこそであります。
ドルが必要とされてその要求が非常に高まっておりますから、
連邦準備制度といたしましては、他国におけるドルの流動性を十分なものとするべく、
積極的にスワップ協定に取り組んでまいりました。
ですから、ドルのシステム（体制）は、かなり盤石であり続けていると考えております。
私もあなたに大いに同意する点として一つあります。
それは、経常収支についてです。
経常収支の不均衡は、非常に深刻な問題であることは、はっきりしております。
このような経常収支で、巨額の資本流入が、
実際に、財政上に大きな不均衡を生み出したのを私たちは目にしましたし、
今、私たちが目にしている諸問題のいくらかは、それが原因でありました。
この大きな暗雲たちこめるなかでの希望の兆しの一つとしましては、
私たちの経常収支の赤字に今、幾分かの改善と、よりしっかりとした均衡が見られることです。
Ron Paul
それで、新しい体制についての話は出ているのですか？
Ben Bernanke
いいえ、出ておりません。
Ron Paul
あなた方の会話のなかで、金（ゴールド）については話に出ているのですか？
Ben Bernanke
中央銀行たちが計画している売却に関してのみです。
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- ハンガリー金融危機 アイスランドと並ぶ世界緊急危機の直撃を受けた国 【youtube】 愚民党 2008/11/25 20:48:43
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