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「デジタル造船」で不況を乗り切る韓国造船業界      「朝鮮日報」
http://www.asyura2.com/08/hasan60/msg/1042.html
投稿者 怪傑 日時 2009 年 1 月 11 日 13:24:15: QV2XFHL13RGcs
 

http://www.chosunonline.com/article/20090111000013

先月15日、大宇造船海洋の巨済・玉浦造船所技術センター。研究員らがコンピューターのマウスを動かしながら、グラフィックで再現した原油試掘装備ブロック(船舶・海洋プラントを構成する部品)を正確に組み合わせていた。実際に船を建造する前に、コンピューター上であらかじめ組み立ててみる「サイバー搭載工法」だ。クレーンやドックといった装備や施設はもちろん海水に至るまで、実際の造船所を3次元イメージに移し変えたシステムを通じ、作業が進められた。クレーンがブロックを持ち上げると荷重が表示され、ワイヤーがぶれないかどうか測定した。

 また、ブロックが一つ取り付けられるごとに、内部に納められる数万個のパイプや機械部品が定められた位置に正しく設置されたかどうか、確認することもできる。ぺ・ジェリュ技術企画チーム長は、「コンピューターであらかじめ合わせてから船を建造すれば、全長50メートルを超える大型ブロックも一寸の誤差もなく組み立てることができる」と語った。一方ブロック加工工場では、ロボットが火花を散らし、厚板を溶接していた。このロボットは、入力された情報に従って溶接する場所を自ら探し、作業を行う。

 曲面溶接のような複雑な作業は人間が行っているが、今後はロボットの領域が大きくなる、というのが会社側の説明だ。ぺ・チーム長は「船舶は規模が大きく構造が複雑で、ほかの国では工場の自動化をうまく具体化できていないが、われわれは自動化の範囲を広げている」と語った。

http://www.chosunonline.com/article/20090111000014

◆大型造船所が先を争ってIT導入

 現代重工業は、IT技術を通じ船を完成させる「デジタル造船」計画を進めている。そのため現代重工業は、船舶の契約・設計・建造・アフターサービスなど、船舶運営にかかわる情報を一つのシステムで管理する「船舶寿命周期管理システム」の開発に今年7月から着手した。

 サムスン重工業は、造船所全体をコンピューターで制御するシステムを構築している。厚板の加工から組み立てなど全ての過程がコンピューターで制御され、それぞれの工程には無線通信などの技術が適用される。

 IT技術は生産工程だけに導入されるのではなく、船舶そのものにも取り込まれている。サムスン重工業が昨年初めて引き渡したドリルシップ(深い海や波が荒い海上で原油・ガスを試掘する設備)には、GPSやレーザーなどを活用し高さ16メートルの波や風速41メートルの強風でも正確に位置を保持できる最先端の位置制御技術が装備されている。

 現代重工業は昨年、レーダー・電子海図・航海情報表示装置を一つに統合した統合制御システムを開発した。このシステムは人工衛星を通じ、波の高さや風速など、海域の特徴に合わせた最適な航路を自動的に探索・設定してくれる。

 知識経済部が掲げる「韓国産業成長原動力」案の中には、造船業とIT技術を駆使した知能型船舶を開発する、という計画が含まれている。

◆「中国よ、追いつけるものなら追いついてみよ」

 現代重工業のCIO(IT総括)を務める黄時永(ファン・ジヨン)専務は、「最近、中国も造船にIT分野を結びつけるため積極的に努力をしているが、中国の船舶IT技術の水準は韓国に比べはるかに劣っている」と語った。造船工業協会が分析した結果によると、価格・人件費・生産性などを総合的に考慮した場合、造船業分野における韓国と中国の格差は5年程度だが、情報化の水準は10年以上の開きがある。造船工業協会のハン・ジャンソプ副会長は、「中国は造船業分野で2015年に韓国を追い越す、という目標を打ち立てているが、韓国の造船各社が世界最高レベルにある韓国のIT技術を活用すれば、中国との格差をさらに広げることができる」と語った。

キム・スンボム記者
 

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