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出典 http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=agoBSj3ueFHA&refer=jp_top_world_news
[債券は上昇か、景気懸念深刻で米債高・株安−1.4%割れ試す展開(2)]
11月21日(ブルームバーグ):
債券相場は上昇(利回りは低下)しそうだ。前日の米国市場では、自動車業界に対する懸念や景気後退深刻化の見通しが強まり、株価が大幅続落し、米2年債利回りが初めて1%を割り込むなど債券は大幅高となった。こうした地合いを受けて、円債市場も買いが優勢となり、新発10年債利回りは10月上旬以来の1.4%割れを試す展開が見込まれる。
日興シティグループ証券チーフストラテジストの佐野一彦氏は、米市場は前日の流れを引き継ぎ、ダウ平均株価が大幅安、10年債利回りが一時3%を割り込んだと指摘。
「グローバルデフレというテーマが一段と大きくなった。大量の国債発行を抱える米国のブル・フラット(平たん)化を見ると、日本での財政不安が小さなものに思えてしまう」と説明した。
東京先物市場の中心限月12月物は、前日の通常取引の終値139円27銭を上回る水準で始まった後、日中は139円40銭から139円80銭のレンジを中心とする推移が予想されている。20日のロンドン市場で12月物は、東京終値に比べて8銭高の139円35銭で引けた。清算値は139円40銭。
20日の債券先物相場は6日続伸。前日の米国市場で、デフレ懸念が強まり、株安・債券高となったことを受けて、朝方から買いが優勢だった。
景気悪化を背景に日経平均株価が8000円の大台を割り込んだことや20年債入札が無難な結果となったことも買い安心感につながった。先物12月物は前日比44銭高の 139円27銭と、終値で約1カ月半ぶりに139円台を回復。日中売買高は2兆 658億円。
10年債利回りは1.4%付近か
現物債市場で新発10年物の296回債利回りは、前日終値1.435%を下回る水準で始まり、日中ベースでは1.40%付近での取引が見込まれる。新発10年債利回りが1.3%台で取引されれば、10月8日以来となる。
みずほインベスターズ証券マーケットアナリストの井上明彦氏は、「海外市場の動向からみて、円債市場は上値を試す展開が継続し、10年債は1.4%を試す」と予想している。
日本銀行は金融政策決定会合結果を発表する予定。ブルームバーグ・ニュース調査では、政策金利については有力日銀ウオッチャー16人全員が現状維持を見込んでいる。
市場では、「足元の動きは、日銀政策決定会合にプレッシャーを与えるものとなっている。ただし、前回会合で利下げされたばかり。その効果や検証もされていない現状だ」(井上氏)、「日銀は、景気判断を下方修正する一方、全員一致で政策金利の据え置きを決めるのではないか」(UBS証券チーフストラテジストの道家映二氏)などの声が聞かれた。
日本相互証券によると、20日の現物債市場で新発10年物の296回債利回りは、前日比4ベーシスポイント(bp)低い1.43%で寄り付き、新発10年債としては、10月上旬以来の低水準をつけた。結局は3.5bp低い1.435%で引けた。
一方、10年物国債の296回債利回りは、東京時間の前営業日午後3時時点で、大和証券SMBC、日興シティグループ証券、みずほ証券、三菱UFJ証券各社の平均値であるブルームバーグ公社債基準価格(BBYF)によると 1.436%だった。
米債大幅高、2年債利回り初の1%割れ
20日の米国債市場では、2年債利回りが初めて1%を下回った。世界的な株価下落や景気後退の深刻化で、安全資産への需要が高まっている。2年と5年、30年の各国債利回りはいずれも財務省が定例入札を始めて以来で最低を記録した。10年債利回りは2003年以来の低水準を付けた。
BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時間午後4時11分現在、10年債利回りは前日比28bp低下して3.05%。これは少なくとも1962年以来の低水準だった。2年債利回りは9bp下げて0.97%。30年債利回りは最大30bp下げて3.61%。
一方、米株式相場は大幅続落。S&P500種株価指数は11年ぶりの安値で終えた。経済指標が景気後退の深刻化を示し、議会が自動車業界の救済案審議を先送りしたため、売りが殺到した。
S&P500種は前日比54.14ポイント(6.7%)下落して752.44。前回の弱気相場の最低水準であった2002年の終値ベースでの安値776.76を割り込んだ。ダウ工業株30種平均は444.99ドル(5.6%)安の7552.29ドル。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 池田祐美 Yumi Ikeda yikeda4@bloomberg.net
更新日時 : 2008/11/21 08:16 JST
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米国債権の動き(価格)を見ている限りでは、安全資産(?)とされている米国債への資金移動は続いているようです。
長短金利差の拡大により米系金融機関は顧客もしくは短期市場から調達した資金で国債を購入する事で安全かつたやすく利益を得る事ができます。
当然リスキーな貸出しなんかやりません。
これは米国が当面恒常的な「貸し渋り」状態に突入する事を意味します・・・・・
なお、米国の金融軍である「米ヘッジ・ファンド機動部隊」が自分の庭である「米国債」を「空売り」することは先ず考えられません。
また欧州系の金融軍団に米金融軍団の「本丸」を攻撃できるだけの力が残っているとはとても思えませんが・・・・・ 皆さんどう思いますか・・・・・・・・・・・・・・・・