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円高はよいことです。
国民が豊かになるからです。
円高阻止は悪いことです。
国民が貧しくなるからです。
物価は上がるし、銀行の利子は下がるし
アメリカ国債を買って日本国民のお金が消えていきます。
トヨタ、キャノンという輸出産業のためにいままで国民が犠牲にされてきました。
もう輸出産業の犠牲になるのはまっぴらです。
新世紀のビッグブラザーへ blog より抜粋
東洋経済のデータを見ると、興味深いことが幾つも分かります。
例えば、円高が国内の就業者に与える影響を見ると
「好影響」が3108万人、
「悪影響」が2301万人と、
好影響を受ける人の方が多いのです。
円高は無論、大手輸出企業には大きなマイナスですが、
国内の中小企業にはプラスの影響を与えます。
そして、日本の就業者の七割以上が実は中小企業に勤めているわけです。
円高から好影響を受ける就業者の方が多くても、むしろ当たり前に思えます。
(大手輸出企業がスポンサーの国内新聞は、決して書かないでしょうけど)
また、円高の影響は業種によっても「好」であったり「悪」であったりするのです。
好影響を受ける代表的な業種は、
鉱業、繊維、石油・石炭、非鉄金属などで、
悪影響を受ける代表産業は輸送機械(自動車)、電子部品、そして電子機械です。
まさにトヨタ、ホンダ、日産、東芝、エルピーダ、ソニー、シャープなどの
大手輸出企業が総崩れなのも、無理もないわけです。
(こんな状況にも関わらず、増益になったパナソニックは、本当に凄いです。)
略
他の「賢者」の方々の提言を、まとめてご紹介。
野口悠紀雄氏
■日本の輸出立国モデルは、すでに破綻した。円安にしがみつくと20年不況になる
■日本は1j80円や70円で成立するような産業構造に転換しなければならない
■日本は72年の石油ショックは、円高により成長路線を進むことができた。
逆に当時の英国はポンド安で輸出を増やそうとしたが、
それ以降の20年間、スタグフレーションから脱出できなかった。
■円高は輸入品が安くなるので、個人の生活が豊かになる。
三國陽夫(お!)氏
■90年代に1j100円割れになったとき、日本が円高阻止に動いた。
このため日本国内の購買力が失われ、その後の長期低成長を招いた。
(注:ちなみに、90年代の円高阻止の張本人が、ミスター円こと榊原英資)
■円高の影響を抑えるため、価格設定権を持つ製品に切り替えよ
■ニーズはその国の文化。そしてニーズを増やすには、国内の消費を増やせばいい
■円高で内需を活発化し、それにより国際競争力を持つ製品を生み出せ
富山和彦氏
■加工貿易一本足では、日本は生き残っていけない
■海外からの交流人口を増やし、良質な労働力を取り入れよ
■今こそ構造転換のチャンス
■世界がフラット化するほど、「日本らしさ」が逆に問われる。
日本とは何者なのか、今まで以上に問われている。
一年前ならともかく、今になってこういうこと(円高発展論)を唱えるのは、
「後だしジャンケンだ」などと言うなかれ。
何度も本ブログに登場したダーウィンの言葉を、もう一度思い出して欲しいのです。
「最高に強い種が、最高に知的な種が、生き残るわけではない。
周囲の変化に最も敏感に適応した種が、生き残る」
http://yasumiyama.blog60.fc2.com/blog-entry-1449.html
円安だろうが輸出が減ることはあっても増えるもしくは維持できるわけでもなし。
円高じゃなきゃ日本経済駄目になるって意見多いけどね、
それより、円高円安為替変動が激しくなるのが一番困る。