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20世紀の中ごろから、特に、1990年以降、いわゆる先進国では、セイの法則が成り立たなくなった。
その証拠に、メーカーは、小売チェーンの棚をとるため、小売チェーンに、精一杯人を派遣している。メーカーは、棚の面積の取り合いに、血道をあげている。たまに、例外(iPhoneの売り出し当時など)が起こるけれど。
有効需要の政策は、セイの法則が一時的には成り立たなくても、成り立つ時がおとずれるような時代には、有効だった。
しかし、常時成り立たない(常に、可能な需要 < 供給能力)時代となれば、政府が常に需給ギャップを埋めなくてはならない。
21世紀現在、大きな需要を作れるのは、他より金利の高い金融商品だけ。
従って、金利の高い商品のマーケットだけが繁盛する。それ以外のマーケットは、ほどほどだ。結局、誰が賭場を仕切るか、それのみが、課題となる。
IMFのどうのこうのと、誰が賭場を仕切るかとは、大いに関係あるのだね。当然だけど。