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寝耳に蚯蚓
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-34877320081112
TARPは資本注入が好ましい、不良資産の買取りは消極的=米財務長官
2008年 11月 13日 06:54 JST 記事を印刷する | ブックマーク[-] 文字サイズ [+] [ワシントン 12日 ロイター] ポールソン米財務長官は12日、総額7000億ドルの不良資産救済プログラム(TARP)について、直接投資を通じた金融機関への資本注入に使うことが好ましいとし、当初計画されていた住宅ローン関連の不良資産の買い取りには消極的な姿勢を示した。
財務長官は記者会見で、TARPの残り資金について、民間からの資本調達に合わせ、銀行やノンバンクから優先株を取得する第2の計画に活用することを検討していると述べた。
また、財務省と連邦準備理事会(FRB)は、自動車ローン・学生ローン・クレジットカードといった個人向けローンを証券化する市場を支援する計画で協力しているとした。
財務省は当初、金融機関による貸し渋り解消に向け、住宅ローン関連の不良資産を銀行などから買い取ることをTARPの主眼としていた。しかし長官は「これは焦点にはならない」とし、「対象を定めた」購入の有用性を引き続き検討すると述べた。
財務省が焦点を移したことを受け、米経済の混乱の規模や金融セクターの株主利益への影響をめぐる懸念が高まり、株式市場は急落した。
ポートフォリオ・マネジメント・コンサルタンツの投資ストラテジスト、ロバート・アンドレス氏は、政治的な背景があると指摘。「この夏、長官は、住宅市場を支援しモーゲージ担保証券を購入する必要があると繰り返し述べていた。このプロセス全体が政治化した」と指摘した。
ポールソン長官は、財務省には住宅の差し押さえ回避を支援する義務があるが、追加支援は大幅な補助金となる可能性が高いとし、連邦預金保険公社(FDIC)による借り手支援案が十分な支援を集めていないことを示唆した。
長官はTARPで優先すべきことは金融セクター全般の支援だとし「最優先課題は安定性であり、システミックな問題に対処するためのリソースを確実に準備しなければならない」と述べた。