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日本経済のムードを明るくするかもしれない中国の景気刺激策(KlugView)
2008/11/10 (月) 13:44
11月9日の夜、中国政府は、国営の新華社を通じて景気刺激策を発表しました。年内に1千億元(約1兆5千億円)を投資し、2010年末までの総投資額を4兆元(約57兆円)とする計画です。その中身は、低所得者層向けの賃貸住宅の建設促進や農村のインフラ建設、鉄道・道路建設などによる交通網の整備、増値税改革による企業減税など多岐にわたっています。
中国経済にとって「お得意様」となっていた米国経済が、景気後退局面に陥ってしまったほか、ユーロ圏を始めとする欧州も景気減速感が強まっており、原油価格の低下で中東産油国の景気も不透明感が高まっています。中国は、こうした国々への輸出を拡大することで成長率を高めていただけに、このままでは中国の景気も悪化する可能性がありました。今回、中国政府が大規模な景気刺激策を実施することで、中国の成長率が欧米諸国ほど低下せず、むしろ世界景気をけん引する役割を果たす可能性も出てきたといえそうです。
今回の景気刺激策では、単に財政支出を拡大させるだけでなく、金融政策も緩和的なものに変更してます。中国政府は、物価上昇(インフレ)率を抑制することを目的とした金融機関の貸出枠規制を撤廃する予定です。
たしかに、中国の生産者物価の伸びは、10月に前年比+6.6%と、9月の同+9.1%から大きく鈍化しています。原油価格の下落が続いていることも考えれば、今の中国経済のリスクは、インフレではなく、成長率の鈍化(景気悪化)といってよく、中国政府の対応(景気刺激策)は、それなりに合理的なものと思えます。
中国政府による景気刺激策は、中国だけでなく日本の株式市場からも歓迎されています。中国政府が景気刺激策を発表した翌日(10日)、日経平均株価(前場引値)は、470.90円高の9053.90円と、9千円台を回復しています。中国は日本にとって最大の輸出先ですから、景気刺激策によって中国の需要が高まれば、日本の輸出が拡大し、ひいては日本の景気も押し上げられる展開が期待されます。
世界的な景気減速で日本の経済界にも暗いムードが蔓延しつつあります。中国の景気刺激策をきっかけに日本経済のムードが明るくなるよう期待してみたいと思います。
村田雅志(むらた・まさし)
●●●●●●●●●●今日のクイズ●●●●●●●●●●
10月の中国の生産者物価の伸び(前年比)はどれくらい?
●●●●●●●●●●クイズの答え●●●●●●●●●●
前年比+6.6%(9月は同+9.1%)
http://www.gci-klug.jp/klugview/2008/11/10/003909.php