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11月8日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081108-00000062-san-l08
全国の不採算店舗約20店を来年半ばまでに閉鎖すると発表した大手スーパー西友(東京・豊島区)が、JR水戸駅北口の「リヴィン水戸店」を閉鎖する方針を固めたことが7日、分かった。同社が茨城県や水戸市などに伝えた。県都・水戸の中心地に位置する大型商業施設の突然の撤退方針。地元関係者からは「自分勝手だ。地元の消費者をなんだと思っているのか」「存続を求めたかったが残念」と、怒りと落胆の声が聞かれた。(池田美緒)
西友の不採算店舗の閉鎖方針を受け、水戸市の加藤浩一市長や県、地元関係者ら4団体8人は6日、同社に経営存続の要望書を提出。この際、西友側が「水戸店については、現在閉鎖の方向で関係者と協議している」と明らかにした。
同社は「売り上げがここ数年、(ピーク時の)90年代前半に比べ大幅に落ち込んでいた」と説明。店舗ビルの今後については「決まっていない」としている。
“街の顔”を失いかねない事態に、水戸市は危機感を募らせている。平成5年には、約25億円をかけて同駅北口のペデストリアンデッキを建設した際、駅と同店が直結するよう配慮した経緯もある。このため、市は同社に今後の協議の経過を逐一報告するよう要望。「別の店を誘致するなど、商業機能を残してほしい」と伝えた。
同店で毎日買い物をするという男性(60)は「ここがないと行くところがあまりない。本当に困ります」と困惑気味。地元・三の丸自治コミュニティー連合会の渡辺政明会長(62)も「地域とのつながりを大切にしてほしい。30年間も水戸で商売して黒字の時もあったはずなのに自分勝手だ」と怒りをあらわにしていた。
リヴィン水戸店は昭和46年、「西友ストア水戸店」としてオープン。63年に増築し、平成12年に大幅改装して「リヴィン水戸店」となった。地下1階、地上6階の延べ1万4573平方メートルに現在、15店が入る。
同駅北口側では平成5年以降、ユニーや高島屋ストア、ボンベルタ伊勢甚、ダイエーなど大型店舗の閉店が相次いでいた。近年は京成百貨店、MIMOなどがオープンしやや活気を取り戻していただけに、リヴィンの閉鎖が中心市街地へ与える打撃が懸念される。