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下野新聞
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20081104/72204
原油・原材料高の影響について、県産業振興センターが県内中小企業（製造業関連）を対象に実施したアンケートで、「コスト上昇分を製品に価格転嫁できていない」と答えた企業が回答した百九十三社中、百三十二社と、七割近くに上った。「市場競争が厳しい」「取引先との交渉が困難」などが主な理由。現在、米国の金融危機に端を発した株価急落や円高も進んでおり、経営環境は今後、さらに厳しくなりそうだ。
アンケートは七月から八月にかけて行なった業況調査で、特に製造業関連を対象に行なった原油・原材料高では、一次下請けを中心とした「発注企業」六十七社、二次下請けなどの「受注企業」百二十六社から回答を得た。「他の調査より高い回答率で、関心の高さが表れている」（同センター）という。
石油製品を主な原材料としている企業は六割。原油・原材料高の影響では、三割以上が「大きく影響している」、六割が「ある程度、影響している」と回答した。
コスト上昇分の価格転嫁については「電気機械」の八割が「できていない」と答えた。「精密機械」は七割、「金属製品」は六割、「輸送機械」「プラスチック」四割、「一般機械」三割だった。
理由については、二次下請けなどの受注企業の四割が「市場競争が激しい」、三割が「取引先との交渉が困難」、一割が「長期契約のため難しい」と回答。力関係で弱い立場にある下請け企業に、しわ寄せが及んでいる実態がうかがえる。
関連
輸入物価高に過ぎないのに、国内の需給ギャップは埋まった、だから景気は良くなった！と発現した竹中平蔵 ０８年正月
http://www.megavideo.com/?v=0XOPBH9J
米利上げ観測後退、ドル金利にスティープ化の思惑【ロイター】＋物価について 08 年 7 月 16 日
http://www.asyura2.com/08/hasan57/msg/497.html
原油価格推移
http://futuresource.quote.com/charts/charts.jsp?s=CL%20Z8&o=&a=M&z=610x300&d=medium&b=bar&st=
物価統計
http://www.gaitame.com/market/indicator_jap2007.html
コメント
物価統計は、需要と供給のバランスを見る上で指標になるが、この様に原油先物などの商品価格が上がった事により、日本の物価も０６年からプラスに転じている。政府はそれをもって、いざなぎ景気越えと称し、利上げもしていった。しかし物価高はこうして、国内需給ギャップが埋まったものによるものではない。その大きな証拠が、価格転嫁できない点だろう。転嫁すると売れなくなるのは、デフレ（需要不足）の証拠。需要が上回っていたら、その様な事は起きない。価格は上がり、世界が利上げしていった様な流れになる。
多くの人も、実感として分かるだろう。景気が回復したと言われた割には、価格競争の激しさが消えていないという。そうした統計データではなく、景況感は世界で大きな指標の一つになっている。
ＧＤＰと景況感がこれほどズレる理由 ダイヤモンド・オンライン 08年05月22日
http://diamond.jp/series/analysis/10004/
にもかかわらず、輸入物価の値上がりを持って、需要と供給のギャップは埋まった＝つまり景気は回復したという大嘘が公言され、自公政府は後の選挙で大敗していくのであった。
政府発の物価統計は、日本もアメリカもこうして正確な実態を表していない、おかしな統計の一つだ。大本営発・再来
いい加減、変死体を除いた自殺者数が実態を表した統計なのか、気づいて欲しいですが 08 年 6 月 19 日
http://www.asyura2.com/08/senkyo51/msg/293.html
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