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2008年10月30日
経済速報(激減した税収と円キャリーバブル再燃)
日本の税収が激減していることが明らかになってきています。
当初の予算では税収は<53.5兆円>となっていましたが、今回明らかになりました数字は<5兆円以上>マイナスとなっているのです。
まさに税収が激減してきているものですが、実際の景気は財務省が想定している以上に落ち込んできており、例えば【三井住友】が発表しました利益は1年前に比べ60%減少の1,800億円となっており、これでもまだかさ上げがあり、実際には赤字に転落するとの見方が強く、赤字になれば税金はほとんど発生しません。
他の企業でも、今まで原油高で好景気を謳歌してきました石油元売り会社最大手の【新日本石油】は1年前は1,483億円の<黒字>でしたが、一気に230億円の<赤字>に転落すると発表しており、まさに<天国>から<地獄>に転落しています。
当初の新規国債発行額は<25.7兆円>となっていましたが、補正予算を入れれば最悪の場合、新規国債発行額は35兆円に達することも想定され、借換債も入れれば国債発行額は空前の規模に膨れ上がることになります。
と同時にこのままでは利払いが急増することもあり、【日銀】は国債利払いを減らすためもあり<0.25%>の利下げに踏み切ると見方もありますが、これでまた、日本は<0%金利>復活となり、<円キャリーバブル>復活をもくろむ向きもあります。
ただ、今回は<円キャリーバブル>発生ではなく今までの損を埋め合わすために日本の円が使われますので一旦円安に向かえば限界点を超えた時点で<円は暴落>することもあり得ます。
金融市場はいまや大激変の時を迎えています。
nevada_report at 10:40
金融危機情報(大荒れになったNY市場:午後3時以降)
今、株式市場は引け前1時間に大きく動く傾向がありますが、今日のNY市場はその典型例となっていました。
以下はNYダウの動きです。
午後3時 9050ドル
利下げ発表 9393ドル(+300ドル)
引け前 8890ドル(−473ドル)
引け 8990ドル(+100ドル安値から)
利下げ発表で300ドル以上急騰しましたが、そこで材料出尽くしとなり、今度は一気に投げ売りが入り500ドル近く急落したのです。
引け前に何とか9000ドルを守る意向が働いたようで買い上げられましたが、9,000ドルには届きませんでした。
今回の利下げ幅は<0.5%>ですがこれで預金金利はさらに低下することは避けられず、一般個人は預金を更に引き出す動きに拍車をかけるはずです。
今回の景気悪化は利下げで回復するという生易しいものではなく、かえって国民にとり、利息収入が減り、消費にはマイナスなのです。
株安で資産ポートフォリオが病んでいる中、利息収入が減れば消費は更に落ち着きます。
FRB等世界の中央銀行は利下げという誤った方向に進んでおり、”準協調利下げ”は世界に最後のとどめをさすかもしれません。
http://blog.livedoor.jp/nevada_report/