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下野新聞 全文
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20081027/69071
急激な円高で県内にもさまざまな影響が出始めている。急速な相場変動が留学生の暮らしを直撃。輸入食料品を扱うスーパーは値下げ時期の検討に入った。一方、高くなった円をドルやユーロに両替しようとする海外旅行予定者などが銀行に押し寄せている。
【留学生】
宇都宮大国際学部三年の韓国人留学生南佑〓さん(23)は、急速な円高に伴う「ウォン」の下落に頭を痛めている。
南さんによると、ウォンはここ二カ月ほどで約四割も目減り。夏休みの帰省で生活費の足しにと親からもらった現金のウォンを、円に換えられないでいる。
【小売り・旅行】
輸入食料品を扱う「三桝屋」(本社・大田原市)は、為替相場の動きを注視。一回の仕入れが多いため、在庫がさばけない状況での値下げは難しい。沓掛健一社長は「還元できるとしたら年明けになるだろう」
円高を追い風にしたい旅行業界。エイチ・アイ・エス宇都宮営業所によると、例年ならキャンセル待ちの年末予約状況にまだ空きがある。担当者は「金融不安でお客の財布のひもは固い。円高と年始に予測される燃油サーチャージの値下がりが追い風になれば」と期待を込めている。
【外貨預金、両替】
足利銀行では先週末から、外貨預金の希望者が急増。十月二十三、二十四の二日間で、通常の約二カ月分に匹敵する預金が集まった。
ドルやユーロを中心に人気があり、同行広報室は「預金者はこれまでのレートを見て、今が預け時と判断している」と説明。外貨両替も多く、十月の取扱金額は例年の三−五倍に増えている。
栃木銀行も先週末から外貨預金の一日当たりの預金者が、通常の約二十倍に急増。両替に訪れる人も通常の約六倍に増えている。同行金融サービス部は「海外旅行の予定がある人などが、相場が良い時に前もって準備しているようだ」とみている。
コメント
円高になればこの様に輸入物価が安くなる。世界各国はバブルがはじけるまで、貿易赤字に関わらず、そうして労働以上の消費をして、豊かさを謳歌してきた(度が過ぎたが)。そうしていれば、いずれ嫌でも通貨安が来る、輸入が輸出を上回れば。そしたらまた外需を稼げばいい。その辺を上手く調整するのが、政府、そして経済学者の仕事だろう。
それにしても、日本人は低金利に慣れすぎて、この様な金利にすら飛びつくという、もはや病的な心理と感じる。低金利の弊害で正常な感覚を失っている。こんな感じ↓
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高金利通貨 アイスランド・クローネの取引停止から、貿易赤字国=労働以上の消費をするシステムを見る 08 年 10 月 02 日
http://www.asyura2.com/08/hasan58/msg/653.html
カウプシング銀:サムライ債がデフォルト−欧州初、他3本影響か(3)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&refer=jp_news_index&sid=aB_hBOScYpk8
10月27日(ブルームバーグ):利払いが遅延していたアイスランド最大の商業銀行で政府管理下にあるカウプシング銀行の円建て外債(サムライ債)500 億円のデフォルト(債務不履行)が27日、確定。
表面利率は1.8%。満期が09年10月20日の3年債。主幹事は、大和証券SMBCと野村証券が共同。