★阿修羅♪ > 国家破産59 > 263.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: AIGへ850億ドル救済が決定して1週間後、AIG幹部10人が44万ドルの豪遊。反省なし【暗いニュースリンク】 投稿者 ブッダの弟子 日時 2008 年 10 月 27 日 15:37:57)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=aGC3zwn2nbHM&refer=commentary
「傷んだ」米証券大手、それでも総額200億ドルのボーナスの余裕(2)
10月27日(ブルームバーグ):株価が年初来で70%下落し、5四半期連続で赤字決算となったにもかかわらず、米証券メリルリンチはボーナスに約67 億ドル(約6280億円)を充てる方針だ。
2008年11月期決算が黒字となる公算の米証券最大手ゴールドマン・サックス・グループとモルガン・スタンレーは、3四半期が終了した時点で、前年比28%減となる約130億ドルをボーナス支給向けに引き当てている。また米史上最大の破たんとなったリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの一部従業員も、前年と同水準のボーナスを受け取る見通しだ。
専門家によれば、大恐慌以来最悪の金融危機で大手証券が破たんし、7000 億ドルの金融安定化策に伴い高額な賃金が世間の批判を浴びたにもかかわらず、ウォール街の大手金融会社は給与に加え年末ボーナスを支給する見込みだ。
米エグゼクティブ・サーチ会社のエゴン・ゼンダー・インターナショナルの米金融サービス採用責任者ロバート・スローン氏は「会社にとって極めて重要なマネジャーらについては、昨年と同額のボーナス支給によって流出回避が図られるだろう」と述べた上で、「その他の従業員は大幅減額となるだろう」と予想した。
ゴールドマンの賞与引当金は約68億5000万ドル。従業員1人当たり21 万300ドルと、前年から32%減少した。モルガン・スタンレーは引当金が64億4000万ドルで、1人当たりでは前年比20%減の13万8700ドル。
メリルは従業員1人当たり11万ドルを引き当てている。3000人余りを削減したことから、前年の10万8000ドルを上回っている。賞与額は、過去数年と同じく、各社が計上した報酬経費の約60%が年末ボーナスに充てられるとの推定に基いて算出されている。
「年末報酬の適正水準を検討中」
モルガンの広報担当、マーク・レーク氏は「われわれは年末報酬の適正水準を決めているところで、まだいかなる決定も下されていない」と語った。ゴールドマンの広報担当、エド・キャナデー氏はコメントを控えた。
メリルの広報担当、ジェシカ・オッペンハイム氏は、赤字となった昨年に既に経費削減を実施していたことから、今年の賞与引当金はゴールドマンやモルガンほど減っていないと説明した。
米下院金融委員会のバーニー・フランク委員長(民主、マサチューセッツ州)は先週、記者団に対し「ボーナスは一時凍結されるべきだ」と発言した。
コーポレートガバナンス(企業統治)調査会社コーポレート・リバティーのネル・ミノウ氏は「この問題に関して金融業界がリーダーシップを発揮するのを怠り、人々がどれだけ怒っているかを理解していないようにみえることにあきれるだけだ」と語った。
ゴールドマンとモルガン・スタンレー、メリル、リーマン、ベアー・スターンズの5社は03−07年に総額1450億ドルのボーナスを支給。これはフィリピンの国内総生産(GDP)を上回る。昨年は過去最大の計390億ドルを記録した。
ボーナス計画の説明を受けた関係者が先週明らかにしたところによれば、米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)はメリルの買収完了後、社外流出を阻止するため、メリル米国在勤ブローカーのボーナスの最大支給額を彼らが稼ぎ出した収入額にする方針。BOA広報担当のスコット・シルベストリ氏は、コメントを差し控えた。
また事情に詳しい関係者2人によれば、リーマン欧州部門の従業員は見売り先の野村ホールディングスから、昨年と同額のボーナスを支給するとの約束を取り付けた。野村の広報担当はこの件に関するコメントを控えた。
ゴールドマン モルガン メリル
07年第1−3四半期
の報酬総額 169.2 133.7 115.6
(億ドル)
ボーナス(推計) 101.5 80.2 69.4
(億ドル)
従業員数* 29905 47713 64200
1人当たりボーナス 339408 168067 108075
(ドル)
08年第1−3四半期
の報酬総額 114.2 107.3 111.7
(億ドル)
ボーナス(推計) 68.5 64.4 67.0
(億ドル)
従業員数* 32569 46383 60900
1人当たりボーナス 210322 138749 110049
(ドル)