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(回答先: 中国軽工業連合会の陳士能会長・・・ 「中国は既に名実共に軽工業製品の生産大国」 【中国国際放送局】 投稿者 hou 日時 2008 年 10 月 24 日 21:07:37)
http://blog.livedoor.jp/usretail/
ウォルマートは22日、2009年までにPB商品を生産する全メーカーに、産地や原材料などの生産情報の開示を求めることを発表した。メラニンの問題で中国製が敬遠される中、成長が著しいPB商品の安全性を確保するのが狙い。また、倫理基準を高めることで企業イメージを改善することも目的だ。
PB商品の生産基地となっている中国で、CEOリー・スコット氏はベンダーや政府関係者、運動家ら1,000人を前に、PB商品の情報履歴のほか、環境規制順守の証明も求める方針を明らかにした。
商品の情報開示では、PB商品の原料や産地のほか、商社やメーカーの現地法人を通さない輸入業者にも生産履歴の開示を求める。また09年1月から、中国の取引先工場に環境保護や労働環境の基準を順守しているかを証明するよう求めていく。2011年までに同様な条件を全世界の取引先にもする。また、監査も同時におこなわれ、ベンダー自身による監査、外部監査、ウォルマートからの調査と3方向で行われる予定。基準を満たしていない場合は即刻、取引を中止するという。
⇒米国ウォルマートのCEO、エデュアルド・カストロライト氏の講演で、経済が低迷する中、低価格のPB商品がNB商品に比べて2.5倍の成長であると語っていました。NB商品より利幅もありますし、同社にとってはドル箱商品に急成長しているのです。ただし問題は、その多くがメイド・イン・チャイナであることです。アメリカでも中国製に対する感情は悪化したままですから。
⇒中国で4人の死者がでたメラニン事件は、アメリカでも高い関心をもって伝えられています。メラニン入り乳製品で乳幼児の被害が拡大し、パニックに陥って病院に駆け込む母親の映像は、アメリカ人からみても人事ではないのです。ウォルマートも、危機感をもってこの問題を見ているのです。微量でもメラニンが検出されたら最後、極めて甚大な損害を被りますから。
⇒で、今回の厳しいレベルの方針発表となったのです。メーカーからすれば堪ったものではないはずでしょう。ウォルマートから、すべてにおいてコストを抑えるように言われている上に、取引業者についての情報を開示し、しかも自然環境や労働環境についても基準を守れといわれているのですから、泣きたいところ。しかし、景気悪化により、他のアメリカ企業が中国での生産を縮小している中ですから、大得意様のウォルマートに従わざるえません。
ストイックなウォルマートには、ストイックなメーカーしかついていけないのです。