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2008年10月23日
金融危機情報(ゴールドとプラチナの急接近と一つの時代の終焉)
ゴールド 2,283円
プラチナ 2,579円
今、【金】と【プラチナ】の価格差が急速に縮小しており、このままいけば逆転するかも知れません。
一時は、プラチナは7,000円を超え、金は3,000円を超えていましたので、2倍以上の開きがあったのですが、今や10%程の開きとなっているのです。
なぜこのような価格差になってしまったのでしょうか?
答えは【プラチナ】の需要不振による価格急落です。
【プラチナ】は一見”投資用貴金属”と見られていますが、実際には工業用材料であり、いったん景気が悪化すれば実需が減少し価格は下がってくるのです。
この点からいえば【プラチナ】は<銅>と同じだと言えます。
ところが、そのような背景を無視して買いまくったのが日本人なのです。
投資用によいとか、資産保全になると言われて、多くの年配者が【金・プラチナ】を買っていましたが、実際には工業用だったわけであり、この工業用需要がいまや消えてしまい、さらには中国等からの仮需も消えてしまい、今や【プラチナ】を買いたいという実需筋・投資家が消えてしまったのです。
結果、市場には投げ売りが続き価格は下落を続けているのです。
今や商品先物市場は崩壊しつつあり、【金】・【プラチナ】、【穀物】・【原油】価格は下がり続け、気がつけば元の安い価格に戻っていたということになりかねません。
nevada_report at 17:02
金融危機情報(ソニーにみる企業業績の楽観的な見方と株式)
【ソニー】は業績見通しを大幅に下方修正していますが、まだ楽観的に見ていることがわかります。
今までは(今年7月時点)営業利益を4,700億円とみていましたが、今日修正されました数字では2,000億円と半減以下になっています。
で、これが保守的な数字かと言いますと全く違います。
今回の2,000億円の利益の<前提>が一ユーロ140円となっているからです。
今は125円となっており、一円の変動による営業利益増減額は<70億円>となっており、仮に下期も125円で推移しますと営業利益は1,050億円減少します。
今回の発表で営業利益は2,000億円となっていますが、ここから更に半減することになるのです。
当初の4,700億円の実に4分の一以下になるのです。
では、他の企業はどうでしょうか?
【トヨタ】は、一円のユーロの変動で60億円の変動となっており、想定レートが161円ですからここでも1,000億円近い利益減額となります。
もっとも、【トヨタ】の総合営業利益からすれば大した金額ではありませんが、日々減少する販売高を見ればこの1,000億円の為替差損がいかに大事か経営者なら分かります。
今、日本の株式市場は収益から見て割安という言い方がされていますが、今回の【ソニー】のようにいきなり利益半減という発表がされれば、割安という次元ではなくなってきます。
急落してきました今の株価(2,295円台)でも株価収益率は20倍近くになりますので、割安ではないのです。
本当に割安なら株価収益率10倍以下となりますから、そうしますと株価は今の<半分>でもよいことになります。
1,000円台の【ソニー株】など、昨年の高値である7,190円からしますと恐ろしい株価になりますが、株とはこのようなものであり、業績が悪ければこのような株価でも致し方ありません。
今後相次いで優良企業の業績の下方修正・赤字転落が発表されますので、妥当株価は通常の算出基準では出せない事態に陥り、解散価値の半分以下なら買い、というような荒っぽい尺度が出てくるかも知れません。
nevada_report at 16:40
金融危機情報(一兆円も減ったグロソブと為替相場)
巨大ファンドである【グローバルソブリン】ですが基準価格が142円安の6,433円となり、6,000円割れに向かってじわりじわり値下がりしています。
と、同時にいち早く逃げた投資家も多かったようで値下がり分もありますが、7月31日には5兆7,450億円あった残高がいまや4兆7,900億円にまで減っているのです。
今後、【ユーロ】が110円台に突入すればこの基準価格は6,000円を割り込み、これを見て個人は一斉に解約に走ることになれば【グルソブ】は負の連鎖に陥ることになります。
124.06円
これを見て『高いドルだな?』と思うかたも多いと思いますが、実は今日の【ユーロ】相場(安値)となっているのです。
大方の日本人は【ユーロ】を160円以上で買っているといわれており、今の相場であれば20%以上損をしていることになるのです。
今、為替相場を見ればまさに異常な状態になっていますが、今後更なる破壊が起こるのは必至であり、その際には恐ろしい状態になるかもしれません。
<今日の安値:日本時間午前11時>
ドル・円 97.16円
ユーロ・円 124.06円
英国ポンド 157.48円
スイスフラン 83.34円
豪ドル 64.38円
NZドル 56.61円
南アランド 8.02円
nevada_report at 11:43
金融危機情報(国家破産へ進むアルゼンチン)
【アルゼンチン】の株式市場が18%暴落し国債市場も大混乱しており、国際金融専門家の間で、【アルゼンチン】が債務不履行を起こすのではないか?と見られており、世界各地で債務不履行が続出するリスクが高まってきています。
IMF救済も時間切れで間に合わない事態も想定されてきており、世界は大混乱に陥るリスクが急速に高まってきています。
【アイスランド】の事実上の国家破産を27日に控え、国際金融市場では緊張が高まってきていますが、【アルゼンチン】も”タンゴ”を踊れなくなるかも知れません。
nevada_report at 09:15
金融危機情報(異常な金利と金融崩壊)
米国の【ジャンク債市場】が暴落してきており、格付けが低い会社の財務力は急速に劣化してきています。
今年1月3日にはジャンク債の利回りは<9.5%>でしたが、いまや<17.3%>にまで急上昇してきており、この間の米国債(10年)の利回りは3.87%から3.93%に上昇したにすぎず、如何にジャンク債の利回りが急騰しているかわかります。
いま財務力が弱い企業の倒産リスクが急上昇してきており、【GM・フォード】といったところだけではなく、大手ホテルチェーンも倒産が噂されてきており、中には世界を代表します超優良企業と見られています企業の倒産リスクも急上昇してきているのです。
いまや資本主義経済になくてはならない信用市場は崩壊したと言っても過言ではなく、この影響は世界中に広まり、世界は世界大恐慌へ突き進むことになります。
ここにきまして株が上がっていましたので、「もう株は大丈夫、大底をうったから買いだ」と述べる専門家・アナリストが多くいましたが、ここにきましての株急落を前にどのような「言い訳」をするのでしょうか。
今起こっています事態は金融市場の崩壊であり、操作ができる株だけを見ていれば判断を誤りますが、ほとんどの専門家は株式しか見ていません。
それも指数銘柄だけを見ているために、「木を見て森をみる」という狭い視野でしか
見ておらず、いったん株が下落に入るともう説明がつかなくなるのです。
NYダウ 514ドル安(−5.7%)
原油 5.43ドル安(−7.52%)
ゴールド 32.80ドル安(−4.27%)
金融市場では、これら3つがすべてリンクしているということを理解しておきませんと、市場判断を誤りますが、さらに『為替』も重要な要素となります。
特に、【ユーロ・ポンド】の動きは重要であり、【ユーロ・ポンド】が暴落してきている今の相場を理解していませんと、すべての判断を誤るといっても過言ではありませんが、知っている限りにおいては誰も今の【ユーロ】崩落を指摘していた専門家はいません。
【ユーロ・ポンド】崩落を止めることがヨーロッパにできるでしょうか?
nevada_report at 07:37
金融危機情報(暴落へ進み始めたゴールド)
【ゴールド】が一オンス750ドルの抵抗線を割ってきており、このまま一オンス600ドルに向けて急落するかもしれません。
【原油】も60ドル台へ急落してきており、高値から半分以下にたたき売られていますが、最後まで高値で残っていた【ゴールド】が今崩壊に入ってきています。
最悪の場合、一オンス300ドル台にまで暴落するでしょうが、一足早く【プラチナ】は高値の3分の一になっており、【ゴールド】も同じ率だけ値下がりすれば
300ドル台になります。
商品ファンドの淘汰が一層進むことになるでしょうが、今、巨大ファンドの破綻が噂されており、市場には緊張が走っています。
nevada_report at 00:41
2008年10月22日
金融危機情報(緊急利上げに追い込まれたハンガリー)
【ハンガリー】は通貨の暴落を前に3%もの利上げに追い込まれていますが、この利上げは非常に危険なかけであり、今のところは通貨安に歯止めがかかっていますが数日もすれば一気に売り込まれるはずです。
いま、世界は<金利引き下げ>に動いている中、ハンガリーだけが通貨防衛のために<利上げ>したとなりますとハンガリー経済には悪影響を与えることになるからです。
市場は最も弱いところを突いてきます。
さしずめ、【ハンガリー】は最も弱い経済でもあり、市場の餌食になれば【ユーロ】への信認問題に発展します。
世界の金融市場に警鐘が鳴り響いています。
nevada_report at 23:52
金融危機情報(始まったユーロの崩壊)
予想通り、【ユーロ】暴落が急速に進んでいます。
もちろん、今の相場は円キャリー取引の<巻き戻し>であり、円がすべての通貨に対して上昇していますが、基本は【ユーロ】の崩落なのです。
昨夜からの【ユーロ】の動きを見れば恐ろしい程の急落となっているのがよく分かります。
<ユーロ・円>
131.56円→130.60円→126.89円(下落率3.5%)
この間の下落幅は4円67銭、率にして3.5%にも達するものすごい下落となっているのです。
では他の通貨はどうだったでしょうか?
<ユーロ・ドル>
1.3108→1.3048→1.2737(下落率2.8%)
<英ポンド>
169.34円→166.70円→160.84円(下落率5.0%)
<豪ドル>
68.43円→67.07円→65.71円(下落率4.0%)
<NZドル>
61.42円→60.52円→58.94円(下落率4.0%)
いずれも一日の動きとしては狂乱とも言える動きであり、FX取引を行っている個人などは大混乱しているはずです。
取引の大きい【ユーロ】が120円台に突入したことで、今度は110円台突入はいつかということに焦点が移ります。
【イギリス・ポンド】のように一日で5%の下落をすれば、6.35円動きますので明日にでも110円に突入します。
今の為替市場は理屈ではなく暴走しており、買い方の投げが投げを生む相場であり、
どのような価格もあり得るのです。
【ユーロ崩落】は非常に危険であり、もし【ユーロ】が円に対して10円、20円もの大変動を起こせば日本の株式市場は2,000円以上の暴落を演じ、株式市場閉鎖も検討するべき事態に追い込まれます。
今晩のNY市場の動向は極めて重要となってきていますが、【ECB】、【FRB】、【日銀】等による協調介入が行われるかどうか。
世界が固唾を飲んで見守っています。
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