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英政府、大手4金融機関にまず6兆円注入 一部国有化へ【朝日】
http://www.asahi.com/business/update/1012/TKY200810120178.html
2008年10月12日21時7分
英国政府が、欧州最大手のロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)など英大手4金融機関に、計350億ポンド(約6兆円)の公的資金注入を行う見通しであることが12日、わかった。英サンデー・タイムズ紙など複数の英メディアが報じた。RBSと大手HBOSは、国が5〜7割の株式を取得し、国有化する可能性がある。
英政府は8日に大手8金融機関を対象に総額500億ポンド(約8兆6千億円)の公的資本注入を行うなどとした金融支援計画を打ち出している。4金融機関への資本注入はこれに沿ったもので、第一弾となりそうだ。
報道によると、RBSが150億ポンド(約2兆6千億円)、HBOSが100億ポンド(約1兆7千億円)、ロイズTSBが70億ポンド(約1兆2千億円)、バークレイズが30億ポンド(約5千億円)の資本注入を求めている。政府はこれに応じる方向で、13日にも発表される見通しだという。当初は、政府は資本注入の代わりに議決権のない優先株を受け取る方向だったが、先週末になって普通株を取得する可能性が出てきているという。
政府はRBSについては株式の5割程度、HBOSについては7割程度を取得することになるという。英政府は、金融危機が深刻化していることから、大手金融機関を一部国有化して、金融業界の再生を急ぐ方向に傾いているとみられる。また、英バークレイズは、中東の政府系ファンドや、三井住友フィナンシャルグループからの資金調達も模索しているという。
ドイツ政府は、ユーロ圏の市場が開く13日までに、資金繰りに苦しむ銀行などを救済する包括案を閣議決定する。DPA通信などが11日、伝えた。報道によると、独政府の包括的救済案は金融機関の債務に対する政府保証や公的資金による資本注入など。総額は3千億〜4千億ユーロ(約40兆〜53兆円)に上ると見られ、うち資本注入の総額は1千億ユーロに及ぶ。
金融危機は米国から欧州に波及しており、12日夜(日本時間13日未明)にはパリで、ユーロ圏(15カ国)の緊急首脳会議が開催される。公的資本注入などについて議論する見通しだ。
一方、オーストラリア政府とニュージーランド政府は12日、今後3年間と2年間、それぞれ個人銀行預金を全額保護すると発表した。(尾形聡彦=ロンドン、金井和之、飯竹恒一=パリ)
【ワヤクチャ】金融機関はずっと国有化でいいだろう。