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http://mainichi.jp/select/biz/news/20081012ddm008020085000c.html
金融危機:危機克服、「戦犯」が枠組み示せ−−浜矩子・同志社大教授
危機の震源地となった米国を筆頭に「金融先進国」である7カ国は今回の事態を招いた戦犯。当然、危機克服の道筋を示す責任を負っているはずだが、大局的な見地からの議論は完全に置き去りにされた。発表された行動計画も、公的資金による金融機関への資本注入、預金保険制度の強化など、当面不可避な対策を各国が確認しただけで、市場への影響はほとんどないだろう。
人類は世界同時多発型のグローバルな金融危機に初めて直面している。株価暴落などパニックともいえる金融市場の混乱はその第1幕に過ぎない。信用収縮による実体経済の悪化など深刻な「痛み」が表面化するのはむしろこれからだ。
G7が今、取り組むべき課題は、危機的な状況にある金融システムと国際通貨体制の新しい枠組みを示すことだ。米国発の危機拡大で、ドルを基軸とする通貨体制が終わりに近づいていることが証明された。だが、金融資本主義の暴走を招いた原因の分析は十分にされておらず、市場をどう規制すればいいのかの方向性もない。このままでは世界的な不況の長期化は避けられず、G7の存在意義も失われるだろう。(談)
毎日新聞 2008年10月12日 東京朝刊
[新世紀人コメント]
さすがに浜矩子さんだ。
自己陶酔の酩酊調が見当たらない。優れた女性理論家の文章だ。
男は飾り気を取り去ったほうが美しい。スッピンの女性は美しい。
短文ながらこれからの世界経済の幾つかの問題点を的確に指摘されている。
実体経済の悪化…これは考えを早く切り替えることが出来た者(国・地域)が勝ちと言う事だ。気分転換が早い人がストレスに強い事と同じ。
G7…これはもう役割を終えました。
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