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「朝日生命まで行くのも時間の問題」――大和生命の破たんは始まりに過ぎない(S氏の相場観)
http://www.asyura2.com/08/hasan58/msg/866.html
投稿者 passenger 日時 2008 年 10 月 10 日 18:01:05: eZ/Nw96TErl1Y
 


「朝日生命まで行くのも時間の問題」――大和生命の破たんは始まりに過ぎない(S氏の相場観)

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http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1010&f=business_1010_017.shtml

S氏の相場観:大和生命の破たんは始まりに過ぎない

     Y! V 2008/10/10(金) 14:33
    カリスマトレーダーS氏が斬る、独自情報による市場展望
   
  
  昨日の記事(下記リンク参照 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1009&f=business_1009_009.shtml)で、そろそろ生保が危険という内容で書かせていただきましたが、まずは大和生命の方が破たんしました。比較的小さなところですが、朝日生命まで行くのも時間の問題という感じをつかむに十分なニュースとなりました。一番危険なのは朝日生命としましたが、中小ではもっと危ないところがあったというところはお恥ずかしいとしか言いようのないところですが、確かに生保へ危険が及んできているということはこれで説明されたことになるでしょう。

  日経平均は急落しておりますし、週末にでも本格的な株価対策が出てこないと、本当に取り返しのつかない事態になりかねません。株価などというものは、必ず行き過ぎるのですから、さっさと止めないと瞬間の安値で我慢できずに、こうして我慢しきれなくなったところが破たんして行ってしまうのです。

  まさか今日も1000円も安くなるような相場だとは思いませんでしたが、どう考えたって売られ過ぎであります。ただ、相場というものはみながもう駄目だと思ったところが底になるケースがほとんどです。もう駄目だと思うには、もしかしたら03年の安値7603円を割り込む場面が必要かもしれませんが、その安値もあと500円程度ですので、どうせなら見てきたらいいのでは? って感じで観察しております。そこまで落ちればもう駄目だと思う方がほとんどになるように思います。

  さて、結局は後手後手に回った対策というか、選挙が絡んでまともな発言ができない政治家のせいでというか、世界はかつて日本が失敗したことをその何倍ものスケールで同じ道を辿ろうとしております。思い切ってやらなければ止まるものも止まらないのです。G7では勇気ある決断がなされることを祈ります。

  しかし、原油価格についてですが、原油が100ドルを超えて150ドルだとか200ドルだとかいうアナリストが現れ、世の中が混乱し、沢山の企業が倒産したり事業主が廃業を決断せざるを得ない状況になったのですが、この時に100ドル以上は明らかに行き過ぎであると政府が判断し、それ以上の価格は政府が補助し、その後に値下がりしたら補助した分を回収するまではそれ以下に値下げしないという政策を取ることができたなら、きっと沢山の企業や事業主は救われたことでしょう。

  私は、少なくとも私は100ドル以上はありえないとレポートし続けてきましたし、たとえ200ドルへ上昇してしまう危険性があったとしても、政府は補助すべきであったのです。もう少し先を読む力のある人が政治にかかわっていれば良いのですが、彼らの見ているところはもっと別なところなのでしょう。

  最近の麻生総理の発言もふざけた内容ばかりで、結局は自民党が不利になる解散はできないというのが見え見えで、そんなことばかりやっているからサブプライムの直接的ダメージの一番少ない日本が一番売られているのだということを知るべきであります。当然カラ売り規制をやっていないので、米株の代わりにヘッジ売りを浴びている可能性もあるのですが、政治が不安定であるということは何よりの売り材料になっているのは確かであります。

  みんなしっかりしろよ! せっかくサブプライム問題の影響が小さいのに、一緒に転んでどうするんだ! 今の日本は、ムカデ競走で一番後ろに縛られていて先頭の人が転んで次々に転んで行き、前の人まではころんだけどとりあえず踏みとどまっているという状態。落ち着いて前の人を起こしてやるか、バランスを崩して覆いかぶさるように倒れていくかの微妙なところに位置している。

  せめて政府がしっかりせねばならない時に選挙の話が出てくるのはうんざだ。政治家は保身よりも国民の事を考えよ! 少なくとも定率減税とか、そんなものが経済を立て直すのではない! 困っている外国の銀行を支援するとか、もっと常識にとらわれない発想をすべきだ。日本は輸出立国なのだから、外国がバタバタと倒れて行けば、どんなに内需を喚起したところで助かりようもないということをどうして分からないのだ!

  まあ、私の考えが正しいかどうかは分からないが、少なくとも今やっていることが間違いであり、これからやろうとしているものも間違いであるということは確かであろうと思う。もっとひねって考えてほしいものであります。

(執筆者:S氏<日本株ブロガー第1号、カリスマトレーダー>)
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http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1009&f=business_1009_009.shtml

S氏の相場観:そろそろ生保が危険、一番危ないのは?

   Y! V 2008/10/09(木) 09:53
   カリスマトレーダーS氏が斬る、独自情報による市場展望


  生保が預かり資産を株などで運用しているのは、誰もが知っていることでしょう。過去には株などのリスク資産での運用比率が高過ぎて大問題になった事もあり、株式での運用比率は問題発生時期ほど多くはないのですが、日経平均で1万円をも割り込むような状況になってきておりますので、このまま1万円を割り込んでいる状態が続くようなことになりますと、再度問題が発生してくることとなります。

  特に危ないといわれているのが朝日生命で、数年前の信用収縮時にはいつ潰れてもおかしくないとまで言われておりました。今はだいぶ立て直しているとは思いますが、これだけ株安になった上に急激な円高でありますから、このままでは決算ができないくらいバランスシートが大変なことになっているかもしれません。

  今のところどこからも生保が危機だとか、そんな話は聞こえてきませんが、株価が1万円を割り込んでいる状態が続くような事態になりますと、この問題が再燃してくる可能性があると考えておいた方が良いでしょう。株価の回復とどちらが早いかが見ものといったところでしょうか。

  日本政府も景気対策という方向へ動き出しておりますが、日本以外のまともな金利のある国々は協調利下げを発表し、とにかくこの株安の連鎖を止めようという動きを見せてきております。原油も下がってきておりますし、物価は下落傾向でありますから、協調利下げはかなり有効な手段であると思います。

  ただ、ここで手を緩めては何にもなりませんので、週末のG7も見ながら今後の流れを見極めていくほかはないでしょう。このまま株安が続けば日本の生保は次々と大変なことになっていってしまうでしょう。


(執筆者:S氏<日本株ブロガー第1号、カリスマトレーダー>)

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