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TOPIXが1000ポイントを割った!割安な東証と、世界協調利下げを待つ米ドル
http://www.asyura2.com/08/hasan58/msg/760.html
投稿者 Ddog 日時 2008 年 10 月 07 日 00:47:14: ZR5JcjFY1l.PQ
 

TOPIXが1000ポイントを割った!
TOPIX 999.05 −48.92 日経平均10473.09円 ―465.05

ときは今、雨が下しる 五月かな:明智光秀
ときは今、株が下がる 金無月かな:Ddog

TOPIX日足 10/9が転換日 TOPIX週足 11/3が転換日 日経平均月足10年 2番底を形成中

過去の底値からの上昇率は50%を超えています。

日本の株式市場は2003年4月7600円まで落ち込んだ時点よりテクニカル的には割安です。2003年TOPIX構成銘柄1571銘柄中PER15倍以下が453銘柄PBR1倍以下が873銘柄、利回り2%以上が524銘柄に対し、10/3現在PER15倍以下が957銘柄、PBR1倍以下1152銘柄、利回り2%以上790銘柄→更に本日、10/6現在PER15倍以下が1005銘柄、PBR1倍以下1216銘柄、利回り2%以上837銘柄

1726銘柄のほとんどがテクニカル指標を無視した超お買い得価格です。
下落相場にテクニカル指標は不要かもしれませんが、後から振り返った場合、テクニカル指標は嘘をつかない。

<ブログにはVIX指数チャートを掲載してますのでブログで確認して下さい>
http://allabout.co.jp/finance/stockbeginner/closeup/CU20070826A/
{{{-------------------------------------------------------------------------------
【VIX指数とは】
VIXとは、「ボラティリティ・インデックス」の略称で、アメリカのCBOE(シカゴ・オプション取引所)が、アメリカの主要株価指数の一つである「S&P500」を対象とするオプション取引の値動きを元に算出・公表しているものです。このVIXは将来の投資家心理を示す数値として利用されており、「恐怖指数」という別名が付けられています。では、なぜこのVIXが「恐怖指数」と呼ばれているのでしょうか。その由来は、この指標の元になる「ボラティリティ」です。

【ボラティリティとは?】
「ボラティリティ」とは、株価の値動きの度合いのことで、株価が激しい値動きをするとボラティリティの数値は高くなる傾向にあります。例えば、5日間で200円上昇する2つの銘柄があるとすると、毎日40円ずつ上昇する銘柄より、100円上昇、50円下落を繰り返す銘柄の方がボラティリティは高くなります。
-------------------------------------------------------------------------------}}}
VIX指数を見る限り、恐怖の頂点である可能性は高い。チャートやテクニカルを信じるのも相場、信じないのも相場です。

少なくとも株式市場は底値圏である事は間違いないが、米国が下げ止まらないことには勇気が要ります。ちなみに、日足週足ともに転換日が迫ってきている点にも注目してください。

問題はドルです。毎日念仏のように書いていますがドルが世界の基軸通貨であり、今後も基軸通貨であると思います。その通貨が今最大の危機にさらされているのも事実です。
今回は世界中で株だけが集中攻撃を受けて売られ、ドルは対円で円高ドル安以外比較的強含んでいます。欧米金融機関の急激な破綻が9月後半から10月初めにかけて急速に広がった結果、世界の銀行間市場ではドル資金の出し手が消え、ドル市場の流動性はほぼ枯渇したのが原因です。

白川日銀総裁は9月29日、日米欧のドル資金供給策の発表時に「米ドル資金市場の流動性はほぼ枯渇した状況だと判断している」と発言した。ロンドン銀行間市場でドルの翌日物金利が一時10%超え、欧州の銀行の資金がとれなくなった。欧米の中央銀行はドルの資金供給で昨年夏のサブプライム危機直後と昨年末にもドル資金供給で連携しているが、今回は日銀も総額1800億ドルの資金を供給した。日銀が初めて国際協調に参加したのは東京市場でも、欧米の銀行の信用が低下し、資金調達が思うようにできなくなったためである。

欧米銀の苦しい状態はドル資金だけでなく、円の調達にも取引が出来ない状態がでてきた。欧州では29日以降の3日間で4つの銀行が政府管理に入る危機の連鎖となってしまった。まさしく世界金融恐慌への入りロヘである。

この様になってくると欧米の金融機関に資金を貸してやろうなどという銀行は出てこない。
金融機関は円滑に資金がとれなくなると、融資などに回すお金が不足するばかりか、資金繰り破綻にもつながる可能性はある。

ドル金利が急上昇する中で大きくドルの売り持ちを抱えていられる人は皆無という状態になってきたことによるものだ。米国企業の景気不安感は一気に悪化し、欧州の信用リスクも大幅に高まった。

7-9月期の米国内総生産(GDP)は個人消費、設備投資、住宅投資の内需の3本柱が総崩れとなっており、すでに米国の金融市場とFRBはマイナス成長の観測を強め、景気をてこ入れするため10月末に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)を待たずに米国では早期の利下げに踏み切るのではないかとの噂もある。

10月10日、主要7力国(G7)は、米ワシントンで財務相・中央銀行総裁会議が行われ、日米欧の主要国が金融危機を封じ込めるため政策協調、協調利下げを議論される予定です。
市場には切迫した危機感が存在する為、世界の銀行が資金繰りに困らないよう、適切な資金供給などを協議するようである。すでに、9月末にはG7の中央銀行が中心となり総額6200億ドル(約65兆円)のドル供給枠を世界各国の中央銀行が確保した。今後も市場へ安定に向けて世界各国で足並みをそろえ、ドル供給策を拡充するなど国際協調体制の強化も合わせて討議するようだ。

米国では景気後退色が強まり、利下げ観測が急浮上してきている。欧州中央銀行(ECB)も10月2日の理事会で、ユーロ圏15力国に適用する政策金利を年4.25%で据え置くことを決めたが、トリシェ総裁は記者会見で利下げの選択肢も議論したことを明らかにした。

世界の投投的なドル安論者はこうした状況の中で金融不安が治まれば90円台のドル安到来を唱えている。しかし今回の信用リスクの根は深く、来年後半まで資金不足の状態は続くという。となると、ドル資金不足の状態は長びくと考えられ、投資や投機のできる人達はとてもドルを調達できない。ドルの資金繰りが非常に難しく、さらにドル金利が高く、ドルの売り持ちをできる人はほぼいないと言えるのではないか。一応9月末決算期は乗り越えたが、次に年末越えという厳しい資金繰り時代が訪れ、来年に入れば3月期末という一番厳しい状況が訪れる。

日本の景気後退も補正予算を組もうが避けられはしない。協調利下げをしてゼロ金利。シカゴ筋は依然円ロングポジションだが、円の上値は重いと思います。金融不安が相当速度で解消しない限りドルを売り持ち出来る人は現れそうにない。ドル暴落論者はドル金利が景気後退で下がるからという一方的なドル安の見方である。しかし日米欧の協調利下げとなるとドル暴落は回避されます。長期的にはドル安なのかもしれませんが、そう簡単に1米ドル100円を突破したドルの暴落も無い可能性の方が高い。

日欧米の緊急協調利下げが米国と共に発表され金融緩和に転じることは世界の市場に対して世界恐慌回避の切り札となってくれるかもしれない。

【Ddogのプログレッシブな日々】
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/17982862.html  

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