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中国の産業が作るものを「吸収」するのが間に合わず、中国での余剰設備は35%までに達している。 【ノーボスチ通信】
http://www.asyura2.com/08/hasan58/msg/715.html
投稿者 hou 日時 2008 年 10 月 04 日 23:30:45: HWYlsG4gs5FRk
 

(回答先: 中国人民銀行の報道官・・・ 中国はアメリカとともに国際金融市場の安定を確保していく用意がある【中国国際放送局】 投稿者 hou 日時 2008 年 10 月 04 日 23:18:06)

http://jp.rian.ru/analytics/economics/20081001/117356935.html

ヴラッド・グリンケヴィッチ、ノーヴォスチ通信社、経済解説員。

世界経済は1極であることを止めた。世界の金融危機の直前までは、最も論議される経済テーマの1つはアジア市場の影響が増大の一途を辿ることだった。現在、世界経済の中心は、避けることができずに、東に移動しているという考えは、日常的になった。アメリカの億万長者は中国の資本に資金を投資しており、中国の通貨に貯蓄を換金しており、そして、「Made in China」の記名のついている衣料品、家電、玩具が売られていない国を探すことは不可能だろう。経済危機は、経済的中心の役割を狙う新しい候補者にとって重大な試練になるだろう。もしこの試験に合格しなければ、新しい経済の世界システムでは、一体となった中心の大陸の代わりに、多くの島や暗礁が現れることになるだろう。

1990年代には、中国の党の仏教層(尊大な役人)は、「外に出る」という名前の下で、地球規模の対外貿易侵攻政策を提唱した。その本質は、中国企業を世界市場に出し、そこから、最大で500までの大規模な多国籍を追い出すことだ。しかし、中国には他の選択肢はなかった。全体的な貧困は、国内市場を犠牲にして産業を発展させるいささかのチャンスも与えてくれなかった。現在まで、資金の大部分を中国人は消費に回すのではなく、貯金に回す。それに、自国に資源や近代技術を確保することができたのは中国は、輸出で稼ぐ分野を発展させることによってのみ可能になった。対外経済の拡張を中国指導部は、「主戦場」という洗礼名を鼻高々に付けた。

しかし、何らの戦いはなかった。西側は、アジアに無尽蔵の安い労働力の源泉を発見して、自分の「産業バラスト(安定性を計る荷物や水のこと)」をアジアに投入、そのことにより莫大な量の経済的・社会的矛盾が発生するのを無視して、することを始めた。旧世界(ヨーロッパ)と新世界(アメリカ)の企業は、好んで、アジアに、資本や技術を輸出し、自分の市場を安くそして十分に質の良い商品で飽和させた。将来的には、多くの人口を持つアジアは、西側の多国籍企業には自分の商品を販売する尽きることのない市場にも見えた。

世紀の境目で、世界産業の地図の作り直しにより中国は例外的条件の国になった。ヨーロッパもアメリカも、このアジアのパートナーとの関係を損なうことは得策ではなかった。なぜなら、生産を「歴史的祖国」に戻したり、あるいは、「世界の工場」(現在東アジアや東南アジアがそのように呼ばれている)に替わる代替国の探索は、経済的崩壊を孕んでいる。まさにそのため、西側は、不撓不屈の精神で、中国のあらゆる政治的経済的外交措置に耐えている。

しかし、それ以外に、「突然」別の問題が発見された。アジア、少なくとも、最も多い人口を持つ諸国は販売の予備的市場になるつもりはない。ところが、予備市場は、金融危機が、新旧世界の住民の購買能力を攻撃する脅威のある現在は非常に必要である。中国やインドの貧困住民は、今のところ、消費するつもりはない。21世紀の始めに中国の指導部は、国内に小売売上げを増大するために少なからぬ努力をした。給料を上げ、資金量を増やすことになった。そうすると結果はどうか?住民は増額された資金の大部分を消費ではなく、貯蓄に回す。複数の評価では、中国での預金の伸びは販売からの売上げの伸びだけでなく資金量の伸びも上回っている。中国人の大分部は、消費まで手が届かず、彼らは老後の資金、子供の教育、医療のために貯蓄する。そして、中国のGDPの70%は国外での販売により実現されている。

世界経済の救済者どころか、アジアは、さらにもう1つのリスク要因になっている。中国の経済、現在アジア市場で主要プレーヤーであるが、にとって、空気として嵐の成長が必要なのだ。現在中国では、就労能力年齢に、毎年、最大1400万人が入ってくる。そして、彼らには労働の場所が必要だ。若者世代に職場を提供し現在の生活水準を単に維持するために、中国経済は最低でも年間6%成長していかねばならない。従い、中国政権の計画書のすべては、GDPを年間8-9%成長させるという目標を掲げている。ここでは、現在、西側、いや東方市場ですら、中国の産業が作るものを「吸収」するのが間に合わず、中国での余剰設備は35%までに達している。しかも、ここへ持って来て、中国の隣国で発展度の高い日本や韓国(過去には、彼ら自身が安い生産広場であったが)も自分の生産の大部分を中国に移送した。

世界経済が、1つの中心を囲んで形成されている時代が約400年存在している。最初は、この役割は大英帝国が演じた。その後、第1次世界大戦の後、アメリカにリレーのバトンが渡った。20世紀と21世紀の境界で、運命は、中国に、世界覇権の役割の寸法合わせをするチャンスを与えたようだ。しかし、実践の経済が示しているように、中国は、極端に強くなったとしても、その成功は中心の繁栄に依存するという周辺国のままである。アメリカの経済崩壊(それは可能性のあることだが)は中国経済の崩壊につながるが、これは(またしても可能性の問題だが)、小さい同等の力を持つ多数のプレーヤーと経済を展開させて行く新しい現実の始まりになるだろう。


 

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