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http://blog.goo.ne.jp/shiome/d/20081001
(前略)
今回は、「IISIAマンスリー・レポート(2008年10月号)」の読みどころを、
IISIA CEO・原田武夫からのメッセージとしてお伝えします。
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米国発の金融メルトダウン(溶解)がますます顕著になってきている中、
世上よく語られている様に、単にこれを「リスク」としてとらえるだけではなく、
むしろ人生に一度有るか無いかの「チャンス」としていくにはどうしたら良いのか?
――これが、今回、IISIAが満を持してお送りする「IISIAマンスリー・レポート」
2008年10月号のメイン・テーマである。
現在、米国経済のメルトダウンを眼前にしつつ、時に乱高下を繰り返しながらも、
いわゆる「貸し剥がし」による米ドル高基調が続いてきている。
しかし、こうした展開もやがては突然の終りを迎えるのであり、
読者の皆様が今考えるべきなのはその次のフェーズに向けて、
一体どのような備えをすべきなのかという点に絞られてきている。
それはすなわち強烈なドル安=円高という時代の到来である。
しかも、米大統領選挙が混戦となる中、選挙資金をファイナンスするために
高騰が演出されてきた感のある原油マーケットも、
最終的に年末に向けて落ち着きを見せるものと考えられる。
しかも、時代はかねてより「航空自由化」を伝統的に追求してきた
米民主党新政権の成立へと着実に向かいつつあるわけである。
「円高」が日本人を海外旅行へと誘う中、「原油安」「航空自由化」で
“空の世界”が激しいバトルの場となってくることだろう。
そうした次の“潮目”を控え、一体何が注目すべきポイントであるのか。
これが第1章で取り上げるトピックである。
もっとも、そのような穏やかな時代がまがりなりにも訪れるには、
米国由来のリスク資産に基づく巨大な損失額が誰かの手によって埋められなければならない。
それを最も期待されているのは、中国やロシア、あるいは中東諸国が運営している
国営ファンド(SWF)だ。
第2章ではその実態に迫ると共に、これら国営ファンド(SWF)の目線から見て、
マーケットのどこが一体狙い目であるのかをじっくりと考察した。
さらに、10月はこれまでIISIAが予測分析シナリオ“PLAN B”および“フィーネ”で
申し上げてきた地政学リスクの炸裂する可能性が際立ってくるものと分析している。
その焦点はズバリ「イラン」、そして「ロシア」であり、第3章ではこの点について
最新状況をアップデートし、今後の展望を考えてみたい。
また、IISIAは9月11・12日に米政府主催で開かれた公開情報会議に日本初の
プライヴェート・インテリジェンス・エージェンシーとして参加した。
ここでしか読めないその特別出張報告など、今号も盛りだくさんの内容で、
皆様の「情報リテラシー」のためにお送りしたい。
2008年10月1日
原田武夫 記す
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