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http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&refer=jp_home&sid=aiyMr_66Q3CA
「ヘッジファンドがはまったリーマンの泥沼−投資せずとも資産凍結(2)」----ブルームバーグ
10月1日(ブルームバーグ):22年の歴史を持つ米ヘッジファンドのオーク・グループ(シカゴ)にとって、米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの破たんは自らの終えんを意味するのかもしれない。
資産2500万ドル(約26億円)を運用するオーク・グループの経営者、ジョン・ジェームズ氏(59)はリーマン株もリーマン債も購入しなかった。致命的なミスは恐らく、リーマンがヘッジファンド向けに融資や取引決済などの業務サービスを提供するプライムブローカー部門(ロンドン)に依存していたことだろう。同社が9月15日に破産法適用を申請し、同部門の口座は凍結された。
ジェームズ氏は「恐らくわれわれは行き詰まって清算するだろう。ゲームは終わった。資産の7割を失ってしまったのだから」と語った。
リーマンの泥沼にはまったヘッジファンドの数は増え続けている。ロンドンのMKMロングボート・キャピタル・アドバイザーズは先週、15億ドルの傘下ファンド「マルチストラテジー」の閉鎖を発表したが、投資家向け書簡によると、理由の一つがリーマンでの資産凍結だった。
リーマンの資産運用部門の一部だったニューバーガー・バーマンが保有していたリバティービュー・キャピタル・マネジメント(ニュージャージー州)は9月26日、ファンドの資産価値の計算を「今後通知するまで」停止すると投資家に発表。ニューバーガーは29日、プライベートエクイティ(PE)投資会社ベイン・キャピタルとヘルマン・アンド・フリードマンへの身売りが決定したが、リバティービューは売却対象に含まれていない。
このほかリーマンの影響を多少なりとも受けているヘッジファンドはハービンジャー・キャピタル・パートナーズ、アンバー・キャピタル、ベイ・ハーバー・マネジメントで、いずれも拠点がニューヨーク。ロンドン拠点ではRABキャピタルとGLGパートナーズもそうだ。
資産規模は不明
リーマンの英管財人を務める会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)によると、リスクにさらされている資産規模は不明。同社は先月、リーマン本社が破たん前にロンドンのプライムブローカー部門から引き出したとされる約80億ドルの回収を試みているとし、数週間で混乱を収められるとの見通しを示した。リーマンのニューヨーク在勤広報担当、モニク・ワイズ氏はコメントを控えた。
1兆9000億ドル規模のヘッジファンド業界は20年ぶり最悪の運用成績によろめいているところに、リーマンの問題によって追い打ちを食らっている。シカゴの調査会社ヘッジファンド・リサーチがまとめているグローバル・ヘッジファンド指数によると、ヘッジファンドの運用成績は9月1−26日が平均でマイナス5.3%。年初来ではマイナス10%だ。
ヘッジファンドがリーマンで凍結された資産の評価を引き下げれば、その評価損は株式や債券、商品市場での損