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(回答先: Re: 欧州の市場関係者・・・ 「年末を越えられない金融機関が急増する」 【毎日新聞】 投稿者 Ddog 日時 2008 年 9 月 29 日 23:27:34)
こちらこそ、勉強させていただいております。
欧州の銀行は米国と違ってまだ全ての膿を出し切っていない。特にスペイン・アイルランド・イギリスと不動産バブルの弾けようが酷い。米国は早々に膿を出し処理をしているが、欧州は損失の全容すらつかめていない。米国は1.2年で出口にたどり着くかもしれないが、欧州は日本と同じくこれから失われた10年を体験することになると思う。皆米国に視線が行っているが、ロシアの金融システムが再びメルトダウンしかかっています。そうなるとドイツの金融システムもただではすみません・・・ユーロこそ危ないかもしれませんね。
※欧州の不動産といっても、住宅は賃貸システムになっているし、高齢者は税金からも家賃補助がでている、かなり高級物件でないと、アメリカのようことはないのではいか。欧州が、資産的に健全なのは欧州は賃貸だけど、アメリカは、庶民の住宅まで、持ち家制度という点です。
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今回は、混乱はルクセンブルグどまりだとおもいます。
アメリカ系金融機関の崩壊により、金融立国であるルクセンブルグを中心とした
ベネルクス三国に波及しておしまいだとおもいます。
ルクセンブルグには、アメリカの金融機関が多く進出しているとききます。
もちろん世界各国の金融機関も支店をだしています。
今回は、アメリカの金融機関とスイスの金融機関が損をだしており
イギリスやドイツ・フランス・スペインはそんなに傷ついていません。
欧州の混乱はルクセンブルグで止まるという予測は、4つあげられると思います。
1、早い時期から欧州で、再編が始まりかなりの額を処理している
ABNアムログループがいい例です。
2、INGグループに的を絞って、金融効率を高める
この短い期間にベネルクス三国が失った金融機関は
ABNアムログループ
フォルティス
デクシア
です。
INGを除いて全滅です。
3、これらの金融機関はルクセンブルクに法人をだしてる、アメリカ金融機関と深いかかわりがあったのではないかと予測します。
つまり今回、アメリカの金融機関が破たんすることで、その近くにいた、ベネルクス三国の金融機関を巻きんこんだというのが小生の見方です。
ニューヨーク→ルクセンブルグ(ベネルクス三国)です。
4、1.2.3を見ていると、関連性があります。
しかしHSBCやドイツ銀行ましてやロシアのロスバンクを抱えるソシエテジェネラルの株価は、2002年と同じ株価まで下落するくらいで済んでいます。
つまり、含み益を抱えています。
アメリカの影響は アメリカに近づいた金融機関、アイスランド、ルクセンブルグなどが深刻な被害を受け、その影響が少なからず、欧州に波及したものとおもわれます。
この波及的影響が、どこまで波及するかはまだ見守る必要がありますが。
もうそろそろ、金融混乱も幕引きではないかとおもいます。
回復すればユーロは、また上昇するのではないでしょうか。