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(回答先: 英国構造改革の再評価 pdf【みずほ総研論集】英国病を直すための薬だったのを、日本はコピー、アメリカは金融改革だけ導入 投稿者 hou 日時 2008 年 9 月 28 日 22:49:11)
一時撤退、社会従属主義への転換のすすめ。
日本人の今ある環境は働きすぎの環境つまり、英国病の逆である。
この環境下で、働かせるための薬である、新自由主義を投与しても、日本人はシステム的にさらに働かなくてはならなくなる。
しかも、高齢化がすすんでいる、正社員がその激務をこなすことになる。
そのような理由で収入格差が世代ごとできている。
就職した世代間で、これだけ格差がつくのは日本の主な特徴だろう。
これらは、企業従属主義の賜物である。
反対に英国病は、社会従属主義の結果である。
英国は、社会に従属しすぎ、社会が回らなくなったために新自由主義を導入した
だから、日本はむしろ、社会従属主義に転換するべきだったのだ。
それなのに、反対に新自由主義を導入した結果、会社従属が強まり、世代間の格差を激増させた。
いまの日本を変えるには、社会従属主義に方向転換することだ。
それから、社会をきちんと見直したうえで新自由主義を導入することが必要だ。
新自由主義は、ワールドワイドな需給調整システムを担う可能性があるからだ。
福祉国家体制を維持したうえでの新自由主義のみでしか南北格差は解消されないと思う。
それは中国がマクロ経済をどのように、コントロールしたか見ればわかる。
それが、こんご発展途上国のお手本になるからだ。
1)国民経済と資本主義の発展とのリンクをはずしてしまったこと。
これは、反対に見れば、世界経済が統一する原動力になる
2)地域、職場、店舗 利潤追求至上主義的に再編成され
これも、地域の需給バランスと世界の需給バランスをとるために必要
アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北米、南米などの広域の需給体制に無駄なものはないか?ということに必要 (国家主義→環境主義)
3) 外国と日本の労働慣習、労働環境、および法制度の違いを無視した
もちろん世界統一基準の労働団体ができなければならない。
これも、世界の環境と需給の調整といったテーマになる
4)金と権力のリンクが強化され、金さえ持っていれば自由になれる、尊敬されるという風潮を生む。どう金をこさえるかは問わない。 それが、世の中の質を低下させた。
世界統一通貨という点でいえば、当然至極。 しかし、金は名目主義で動いてることをみれば、人間をどう教育するかという問題のほうが重要
5) 「勝ち逃げ金融市場」に、年金組合等の投資を通じ、
普通の人たちの「金と生活を人質」にとり、その承諾なしに、運命共同体にされてしまったこと。
世界の高齢化と福祉ということを考えれば、地球は運命共同化しなくてはならない。
もちろん、年金の運用も世界の需給に影響されることをかんがえれば、いずれ地球すべてのものに年金が投資されることになる
6) 近代史のなか人類が勝ち取った労働諸権利を、労働のフレキシビリテイの名の下、なし崩し化されたこと。
企業がワールドワイド化したのに、労働団体は地域を出ずに再編もない。
労働者が一致団結し、ワールドワイドで行動できれば、一企業など取るに足らない。
労働のフレキシビリティ維持は、労働環境の改善を促す作用がある。
環境が悪い企業には、労働者は集まらない。
それがワールドワイドに動けば、かなりの作用になる。
フレキシビリティを維持するには、福祉政策も必要だ。ただ英国病にならず日本病にならない程度がよいが。
まだまだ、先の話だが、世界の流れがそのような方向に流れざる負えない以上
新自由主義は名前を変えて再びでてくるだろう。