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FRB議長「金融システム、異常な緊張状態」 議会証言(日本経済新聞)
【ワシントン=大隅隆】米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は24日、上下両院の合同経済委員会で議会証言した。金融システムに関し議長は「異常な緊張状態」と指摘。貸し渋りの影響が経済全体に及ぶ一方、輸出も減速傾向で「年後半の実質経済成長率は潜在成長率(3%前後)をかなり下回る」と語った。そのうえで、金融安定が「経済回復に不可欠」と強調した。
金融危機に関し議長は、「金融の緊張が高まれば経済成長をさらに引き下げるだろう」と指摘。「経済の基礎的条件は弱く個人消費も不振が続く」と語った。
インフレに関し議長は「年後半から来年にかけて緩やかになるはず」としつつも、「インフレの見通しは極めて不透明。依然として重大な懸念」と発言。経済成長と物価の両面をにらんだ金融政策が必要との考えを改めて示した。(01:45)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080925AT2M2404A24092008.html