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09月18日号 すべてはアメリカの国益のため
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http://www.chokugen.com/opinion/backnumber/h20/jiji080918_488.html
さて、アメリカの国益は「世界支配」である。それは人類の歴史が世界支配権の争奪戦であったことを知ればわかることである。「支配」とは「自己と他人」、「自国と他国」の関係である。他を支配することとは他を自分の「奴隷」にすることである。主人は奴隷の作ったもの(ハード)を我が物にし、奴隷のサービス (ソフト)を使う。
さて、支配者が世界のモノとサービスを我が物にするのに、かつての植民地時代のような直接的な搾取が出来なくなった。そこでアメリカは世界が認める「市場」を通して間接的に世界のハード(モノ)とソフト(マネー)を搾取することになった。アメリカが世界の自由化を標榜するのは世界を自由市場化するためであり、市場を通して世界の富を搾取するためである。
今日のアメリカの投資銀行の破綻をFRBはいくらでも救うことが出来たし、株式も先月から空売り禁止をしていたなら今日の株価暴落はなかった。しかし空売り筋に徹底的に売り叩かせたお陰で業績の悪くない投資銀行の株価まで暴落し身売りを迫られることになった。これでほとんどすべての大手投資銀行は商業銀行を通して事実上FRB(中央銀行)の支配下に入った。ここでアメリカは世界支配の追求に必要なマネーの流通(金融機関)を支配することに成功した。無理を承知で世界からアメリカにマネーを運んだ投資銀行の役割も終わったので、世界から集めたマネー(アメリカにとっては債務)の責任を背負わせて倒産させるか、いいところ取りをして、残りは自己責任として世界に投げ捨てるかである。アメリカの世界への負債を消して晴れて世界から取ったマネーをTangible assets(目に見える資産)に代えたのだから、今度は株価を上げて自らの資産評価を上げる番である。そこで「空売り禁止令」なのである。来年のアメリカの国益は戦争志向のマケイン大統領誕生と兵器大増産と大消耗のための中東戦争である。アメリカが戦争するのに自国民と世界から戦争税を取るわけにはいかないので、アメリカ経済恐慌もどきの戦略実行で十分過ぎる戦争税を徴収したのである。世界の損はアメリカの得。王様と奴隷の関係は永遠に変わらない。今回の株価暴落も特に新味があるとは思えない。
というわけで、今後はNYの暴騰から上げ相場が始まる。
09月19日号 ポールソン財務長官の慌てぶりは演出!すべては予定通り
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http://www.chokugen.com/opinion/backnumber/h20/jiji080919_489.html
昨日の本誌で、「今後はNYの暴騰で上げ相場が始まる」と書いたところ、「次はどの銀行だろうかと、米国の金融不安が加速して日米株価が年初来安値を更新し続けているときNYの暴騰なんかありえないのではないか」と言った抗議にも似た連絡が多くあった。ところが翌日(日本時間19日)、NYダウ平均は410 ドルの「暴騰」,又ニッケイも431.56円の急上昇。これなら文句はないのでは。
さて、今回の暴騰の理由は、米財務長官ポールソン氏がRTC(整理信託公社)設立を議会に働きかけるとのニュースが伝わったから。私が、「今後は経済ファンダメンタルではなく政治が相場に大きな影響を与えることになる」と言い続けてきたことを思い出してもらいたい。空売り禁止、RTCは政治が決めること。今回の暴騰こそ政治が相場を動かした典型だ。昨日の本誌で、「国益のため世界資金をアメリカに強引に持ち込んだ投資銀行の役目が終わったので破綻に追い込み、それに貢献した空売り筋も用済みとなったので空売り禁止で切り捨てた」、さらに「今後は手に入れた海外資金が形を変えた諸々の国内資産の評価を上げる番である」と書いた。今回のNYの暴騰を見れば国益のためには手段を選ばぬアメリカのしたたかさがよく理解できたと思う。今後マケイン大統領が確実になれば、アメリカの国益にとってすべてが予定通りに進んでいることになる。
まだ乱高下は残るが、上下幅はだんだん狭まってくるはず。相変わらず毎日の上げ下げに一喜一憂しないこと。これからは経済番組に政治評論家の出演が必要になる。投資家は経済ファンダメンタルより世界政治に注目する必要がある。
新総理(麻生氏!?)への提言
『衆参両院同時選挙で天下の政治屋小沢一郎を奈落の底へ叩き落とし、自民党が単独過半数政権を樹立することが確実になることがやがてわかる。麻生氏は、ある一瞬に「奇跡」を起こすことになるだろう。9/8号』と本誌に書いた。麻生内閣誕生後時間が経過すればするほど与党にとって衆院選は不利になる。臨時国会で民主党に代表質問のチャンスを与えればなおさらである。また衆院選で政策論争をするのも得策ではない。選挙は「白か黒か」の単純な「二者択一」にすべきである。戦いを「麻生か小沢か」に集約し、政策は「方向性だけで」具体的論争は避けるべき。
「太郎が日本を再生する」!をキャッチフレーズにすべきだ。小沢一郎氏は、「一郎は一狼、一匹狼」。すなわち「小沢は独裁者」で「壊し屋」だ!福田氏が言ったように「聞く耳を持たぬ独裁者」のイメージを植えつける。さらに今までの政権壊しの事実を羅列する。麻生太郎氏は「日本を再生し、小沢氏は壊す」。小沢氏はねじれ国会を悪用し国会機能を麻痺させ、何でも反対の野合民主党の独裁者。世界に誇れる日本を再生する麻生か、なんでも反対、なんでもぶち壊す小沢か、それを決める時がきたと国民に訴える。
とにかく選挙は麻生対小沢の「イメージ合戦」にすべきだ。
私は小沢氏と対談したこともあり、小沢氏に大変好感を持ち続けているが、ご自分の「政権欲」だけでは日本は救えない。読売の渡辺氏の自民・民主大連合構想を利用するのではなく、政権安定と世界に対する日本の国威のためにも真剣に取り組むべきだった。ご自分の「命」はご自分の政権欲のためではなく国家のために掛けてほしかった。惜しい天才政治家!
コメント
詐欺で告発されている増田俊夫氏。
http://news-tag.cocolog-nifty.com/blog/
部分的には良い事を言っているので見てきましたが、ここが勝負所ですな。