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◇東証大引け・大幅反落 米金融不安で、TOPIXは今年3番目の大幅安
16日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落。終値は前週末比605円4銭(4.95%)安の1万1609円72銭と、今年5番目の下げ幅。3月17日以来、5カ月ぶりに年初来安値を更新し、2005年7月8日(1万1565円)以来、約3年2カ月ぶりの安値水準となった。米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻やアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の信用格付けの引き下げなど米国発の金融システム不安が嫌気され銀行や保険など金融株が大幅下落。金融不安によるドル安や米景気への影響を懸念して自動車や電気機器など輸出関連の国際優良株が売られた。また、米金融不安は原油などの国際商品から安全な資産への資金シフトを招き商品相場が下落、商社や資源関連の売りにつながった。東証株価指数(TOPIX)も大幅反落。下げ幅は59ポイントと、今年3番目の大きさだった。
東証1部の売買代金は概算で2兆6050億円で株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出日を除くと6月5日の2兆6252億円以来の高水準。売買高は26億639万株と、SQ算出日の前週末12日を上回った。値下がり銘柄数は1457、値上がりは227、変わらずは35銘柄だった。
業種別TOPIX(全33業種)は、「鉱業」や「保険」「その他金融」などを筆頭に33業種すべてが下落した。
みずほFGや損保ジャパンが値幅制限の下限(ストップ安)まで下落。三菱UFJや三井住友FGも売られた。キヤノンも前場にストップ安を付けたほか、トヨタやホンダも売られた。国際石開帝石や新日鉱HDが年初来安値を更新した。半面、三菱自やGSユアサが上昇。東武や京急、小田急、近鉄も買われた。
東証2部株価指数も下落。5日以来、6営業日ぶりに年初来安値を更新した。個別銘柄では中央電やトーセイ、ミヤノが下落。半面、オリコやテークスG、石井表記が上昇した。〔NQN〕