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【米金融危機】リーマン破綻で世界株安 日本、深刻な打撃の可能性
2008.9.16 19:17
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080916/fnc0809161926032-n1.htm
米国発の金融危機が世界経済を直撃した。3連休明け16日の東京株式市場は、前日の米証券4位のリーマン・ブラザーズの破(は)綻(たん)と米国株の史上6番目の急落を受け、全面安となり、日経平均株価の終値は前週末比605円04銭安の1万1609円72銭と、3月17日に付けた年初来安値(1万1787円51銭)を割り込み、平成17年7月以来3年2カ月ぶりの安値まで急落した。アジアの主要株式市場も軒並み大幅安となり、世界的な株安が連鎖した。
東京外国為替市場では、ドル不信により円が前週末比で4円近くも急騰し、一時103円台の円高水準を付けた。
米低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題で経営危機に陥っていたリーマンは15日、米政府の仲介による救済が破談し連邦破産法に基づく会社更生手続きの適用を申請して破綻。証券3位のメリルリンチは米銀最大手のバンク・オブ・アメリカへの身売りを決めた。保険最大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)も経営危機が浮上した。
戦後最長の景気回復が終焉(しゅうえん)した日本経済は、米国やアジア向け輸出が唯一の頼みの綱で外的ショックにもろく、対岸の火事どころか深刻な打撃を受けるのは避けられない。