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歓迎:セリングクライマックス!
あくまでも、個人的意見で、責任もなにもとらないが、こういった日には経験則からして、過去朝一番で売りに出さないほうが得策かもしれません。
「終わりの始まり」ではなく、「世界経済の健全化の始まり」であり、待ちに待った好機到来かもしれません。
1998年9月18日LTCMの破綻からちょうど10年、今回は「バズーカ砲」の発射はなく、リーマンブラザースは破綻した。先週のファニーメイ、フレディマックに引き続き、リーマンブラザースを救うことはしなかった。
15日早朝まで財務省では最後の折衝をしていたようですが、結果FRBの判断は正しいと私は信じます。「中年金融マングッチーさんの金持ちまっしぐら」9/4グッチー氏曰く、
『リーマンはその意味で何も無い会社です。株式などのブローカー上がりですからアメリカ金融資本や企業資本に重大なコネがある訳でもない。ベアーのように特別なノウハウも持っていないし、特別な優良資産を持っている訳でもない。その意味では買ってもあまり意味がありませんね。個人顧客リスト位でしょうか、財産は。ですので、多分だれも買わないでしょう。
http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/e/bae5424fd27b7efe870ef944511361bd
「サンデー・ポールソン」は甘くは無かった。NY連銀を中心に関係者が集まって、またまた「バズーカ砲」を発射するのでは?と思っていたのですが、弾が無かった?
あえて発射しなかったのは、懸命な選択であり、発射しなくとも、恐怖の連鎖につながらないと判断したからだと思います。救済し、モラルハザードだと判断されたほうが、米金融市場にとって致命的であると思います。
事実円ドルはリーマン破綻直後104.5まで円が買い進まれたが、106円台まで戻している。
リーマン破綻の影に隠れ、メリルはバンカメに救済合併され、AIG生命もFRBは資金調達を要請した方がDdog的にはショックな出来事だ。三洋証券が破綻・北海道拓殖銀行・山一證券・長銀・日債銀が吹っ飛んだ10年前のあの頃を思い出します。
リーマンと言えば、「ホリえもん」のフジTV買収騒動の時に、資金の出所とし、黒幕とも言われ一躍有名になりましが、まさに「驕れる者は久しからず」。韓国の銀行に出資交渉をしているというニュースを聞いた段階で、アラブも中国ロシアにも買ってもらえず、困った挙句に国家破綻しかけている韓国の銀行に出資を要請すること自体終わっていると思った。それにしても、バンカメも三菱東京UFJも買わなくて良かった。
さて、小生のブログで10月頃FRBが危機の三回戦を煽ると予想しておりましたが、http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/13668546.html
結果1月早かったが、的中してしまいました。けして予測はあたって欲しくは無かったのですが、大統領選挙で一番盛り上がる10月へ引き伸ばさず、9月とは思わなかった。
10年前、ソロモンブラザース、スミス・バーニー、バンカーストラスト・ファーストボストンなどなど所謂「外資系証券会社」が淘汰再編され、ソロモンとスミスバーニーはシティへ吸収合併。バンカーズトラストはドイツ銀行が救済。ファーストボストンはCSFBとしてクレディスイスと合併され、イギリスの名門投資銀行のベアリングスもたった一人のトレーダー、ニックリーソンによって破綻した。
AIGつなぎ融資要請、メリルまで、バンカメに救済されるほど米金融市場は逼迫している。AIGつなぎ融資要請も、日本のバブル崩壊の崩壊パターンと同じく、保険会社へ波及した。これでシティが救済を必要とした場合は、FRBしか出動するところが無くなる。
米金融システムは、このあとCDS問題で更に炎上するだろう。このあとリーマンに続く巨額な倒産もあるかもしれないが、対応できるだけの金融機関に余力は無くなりつつある。これで、GMやFordといった、非金融機関の資金切迫に対し、余力が無くなった可能性もあるが、金融機関の健全化は、けして悲観すべきではない。中長期的にはプラスに働く。
ブッシュ政権はレイダムダック化して、なんら手を打てないが、ポールソン・バーナンキコンビが救済せずと決定した。逆に、救済しなくても連鎖のリーマン炎上は、リーマン一社を防火壁で囲い大火災に至らず、消し止めることを可能と踏んだ証かもしれない。
また、英国やスペインなどで不動産バブルが破裂した欧州系も原油価格が暴落中のイスラム金融やロシア、経済後退からついに7年ぶりの利下げを決定した中国もそれぞれ資金は出せない。
世界中の資金の出し手が不振なだけに、米国の金融中枢を外国人に握られる心配も少ない為、米金融システムを再編するには、逆に絶好の機会かもしれない。
まら、WTIは1バレル94ドルまで暴落している。米ドルも104円台1.42ユーロ台までドルが売られているが、3月ベアスターン危機のように米ドルに関しては、米ドル崩壊を感じさせる動きにはなっていない。
中国が、今日より利下げで7年ぶりに利下げをするほどの景気後退に見舞われている、中国の景気後退は、原油価格の暴落とセットであり世界経済的にはインフレ懸念が消え、スタグフレーションの回避だけは、これで目処がつきそうだ。
原油市場へ流入していた資金は、投機資金ではなく、米金融市場で溢れた資金が流れ込んでいた。金融市場の資金逼迫は、原油市場からの資金流失をもたらし、今後一層の下落も予想される。原油市場の下落が加速すれば、食料や資源価格も連動するであろう、リーマンの破綻をポジティブに捉えれば、「世界経済の健全化の始まり」である。
※なお、残念ながら4月から5月にかけてのような株式市場はV字回復は難しい・・。
【Ddogのプログレッシブな日々】
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/16909832.html