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菊池英博氏(日本金融財政研究所所長)はさらにこう述べている(月刊紙『BAN』2008年6月号)。菊池論文からの長い引用ばかりで恐縮だが、お許しいただきたい。
《「日本は財政危機である」という認識が間違っており、10年前の橋本財政改革のときから現在まで、この錯覚が継続している。》
《財務省は07年末現在で「日本は838兆円もの債務があり、これは名目GDP(国内総生産、われわれの給与と企業の税引き後収益の合計額にほぼ一致する)の160パーセントにのぼる危機的数字だ」と危機を煽っている。》
《しかし内閣府の発表する国民経済計算年報によれば、日本政府は05年末で540兆円の金融資産を保有しており、07年末まで580兆円に達していると推測される。したがって、「粗債務」から「金融資産」を控除した「純債務」は250兆円程度である。GDP比率でみて50パーセント程度であって、決して過大ではないし、日本国債の95パーセントは日本国民が保有しているから安心だ。》
《じつは、財務省自身、日本が財政危機ではないことを良く承知している。02年4月、アメリカの格付け会社が一斉に日本国債の格付けを引き下げた。このとき黒田東彦財務官(当時)は「日本は世界最大の貯蓄超過国であり、国債はほとんど国内で消化されている。また世界最大の経常収支黒字国であり、外貨準備も世界最高である」との意見書を格付け会社に送りつけた。つまり、政府自ら「純債務でみれば日本は財政危機ではない」ことを認めているのだ。その一方で、「債務は838兆円」と叫び、医療崩壊を招くほどの緊縮財政を継続し、大増税を目論んでいる。外国向けと国内向けとを使い分けて国民を欺く二枚舌としか言いようがない。》
財務省は、われわれ日本国民に向かっては、大声で、しかもマスコミを使って、「日本は世界最悪の財政破綻国だ。大変だ、大変だ」と大宣伝しながら、世界に向かっては「健全な国」だと言っている。どちらが本当か。健全国が真実なのである。
財務省は、嘘をついて、増税しようとしてきた。いまもなお、嘘をつきつづけている。地方を切り捨て、医療など福祉を切り捨て、中小・零細企業を破滅させるような、ひどい財政再建至上主義の政策を強行してきた。
では、巨額の日本の貯蓄はどこへ行ったのか。アメリカの国債(米財務省証券)やアメリカでの投資資金として使われているのである。財務省の財政再建至上主義の政策は売国的である。
コメント
これは日本人ではなく、世界に対して警告を発した、マイケル・ハドソン博士と全く同じ指摘。そして博士は今、アメリカで数少ないまとも大統領候補として戦った、クシニッチ氏のアドバイザーをしている。ダメリカ人の多くは、本当の大衆の味方すら見極められず、マスゴミの世論誘導のえじきになっている。そして白痴化。
72年に出版禁止となったマイケル・ハドソンの著書について、ビル・トッテン氏の指摘「むしられ続ける日本」 01/1/14
http://www.asyura2.com/08/hasan57/msg/499.html
ビル・トッテン氏コラム:友人であるマイケル・ハドソン氏がクシニッチ氏のアドバイザーに就任した経緯を語る
http://www.asyura2.com/08/hasan57/msg/656.html