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http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003011&sid=akNb6MmgXzvo&refer=jp_asia
独財務相:人民元はファンダメンタルズを反映せず−中国当局と協議
9月1日(ブルームバーグ):ドイツのシュタインブリュック財務相は1日、北京で中国の当局者と外国為替相場について協議したことを明らかにした。
協議の内容についてコメントを求められると同相は、「文言は同じままだ。為替相場は経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)に沿うべきだが、ユーロの対人民元相場はそうなっていない」と述べた。その上で、中国当局が過去半年から1年間にかけての対ドルでの人民元上昇を指摘したことも明らかにした。
同相は李克強副首相や謝旭人財政相、中国人民銀行の周小川総裁と会談した。G7(7カ国財務相・中央銀行総裁会議)は10月にワシントンで開催され、為替相場について共同声明が発表される予定。2月の声明では、為替はファンダメンタルズを反映すべきだとの認識を再確認したほか、4月には人民元について、「実効為替レートのより速いペースでの増価を促す」との表現を盛り込んだ。
シュタインブリュック財務相は「ドイツと中国は世界的な不均衡を是正する上で同じ利益を分かち合っている」と述べた。
また、「中国の対米投資は1.1兆−1.2兆ドル以上だと私はみている」とし、「その一部はファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)に関するものだ」とも指摘した。