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http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2008102002000046.html
【ワシントン＝古川雅和】ブッシュ米大統領は１８日、ワシントン郊外のキャンプデービッドで、欧州連合（ＥＵ）議長国フランスのサルコジ大統領、欧州委員会のバローゾ委員長と会談し、金融危機対策のための緊急首脳会合（サミット）を１１月に米国で開くことで合意した。主要８カ国（Ｇ８）のほかに中国やインドなどの新興市場国も参加し、複数回実施する。
会談後の共同声明によると、サミットは１１月４日の米大統領選後の早い時期に開催し、現在進行中の金融危機対策を点検するとともに、危機の再発防止と将来の繁栄のために必要な改革原則について合意を目指す。第２回以降のサミットでは、この原則に沿って具体策をまとめる。
ブッシュ大統領は記者会見で「われわれは金融危機が二度と起きないよう、各国の金融システムを強化し、近代化するつもりだ」と発言。サルコジ大統領は「金融危機は世界に広がっており、世界的な解決方法を考えなければならない」と述べ、緊急サミットが世界の金融体制を見直す「重要な機会」になるとの見方を示した。
今回の金融危機に対し、欧州首脳からは、世界で活動する上位３０の金融機関を監督する国際機関の設置や、ドルを国際基軸通貨とした１９４４年のブレトンウッズ協定の見直しを求める声が上がっている。
同協定に基づく通貨体制は、７１年に米国がドルと金の交換を停止して事実上崩壊したが、現在も基本的な枠組みとして残っている。ただ、米国はドルの基軸通貨見直しにつながる新体制づくりに反対している。
コメント
突然、沸いて出た話。貿易赤字国は絶対にいつかはそれを清算しなければならないのは、経済学の視点で分かりきった事であり、それは過去にやられてきた手法であり、それがいつされるのか？という事だったわけですが、まさに以下の警告の時が近づいているのかもしれません。
72年に出版禁止となったマイケル・ハドソンの著書について、ビル・トッテン氏の指摘「むしられ続ける日本」 01/1/14
http://www.asyura2.com/08/hasan57/msg/499.html
対米黒字をアメリカに貢いでいる構図を、ロン･ポールがアメリカの視点で説明【豆長者】
http://www.asyura2.com/08/hasan57/msg/756.html
【神州の泉】お金が海外に流れ出ている（小野盛司）
http://www.asyura2.com/08/hasan57/msg/263.html
高金利通貨 アイスランド･クローネの取引停止から、貿易赤字国＝労働以上の消費をするシステムを見る
http://www.asyura2.com/08/hasan58/msg/653.html
昨日のこの記事で、
ロナルド・ドーア教授、小泉・竹中平蔵ら、市場原理主義者らを痛烈に批判
http://www.asyura2.com/08/hasan58/msg/1068.html
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「会社は株主のもの。経営者の義務は、株主への還元の最大化に尽きる」という、株主宗教はその思想的武器であった。日本におけるその宗教の大教会は、東証、企業年金連合会、および経産省の企業価値研究会である。
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という、まさに盲目的に「ドルを買うのは正しい事」と信じてきた人が多かったわけですが、アイスランドの例も分かりやすい話でしたが、それは貿易赤字国の都合に過ぎないのです。最近、ドル円９０台になったら、また外貨預金の話が出てきて、それに若い世代が群がるという記事で、宣伝の手法か知りませんが、アホかと思いましたが、そもそも金利は下がり、さらに１．５％の政策金利、日本は０．５％で、もはや金利の点でも２％を下回って魅力もなくなっている（そもそも、たった２％にすら魅力を持つこと自体が間違っているが。盲目的な宗教と同じ）
ドルを真っ先に売ろうとすれば、恐らく、その国は「おまえだけふざけるな」って感じになるんじゃないでしょうか。だから、会合を開いて、調整する。ドルを各国が売るにせよ、そんな感じだと思います。なので、そもそもドルを買い、アメリカがそれを消費にあて続ければドル安になり、最後にアイスランドの様に投資した国が為替損益を被るリスクが高いのです。過去のプラザ合意、ニクソンショックの様に。ドルを買い続けた時点で、損が確定した様なもの。ドル信仰という宗教だった、というのが救えない現実なんじゃないでしょうか。日本総体として、下から搾り取るようにして得た貿易黒字は、これらに消えていくのです。一体、何のための労働だったのか？という結末。
トヨタ（経団連）のやり方に対する衝撃的な記事【中日新聞】
http://migi1.blog113.fc2.com/blog-category-26.html
本来の貿易の目的は、交易をして他国から物を買う為です。できるだけ安く。買い続ければ、他国製品が高くなる。貿易赤字。その為には、貿易で得た黒字は常に円転しなければなりませんが、日本はずっと、円安誘導をして、輸入物価を上げ続け、輸出企業優遇をしてきた。その典型例が、政府による１００兆円近くの為替介入だ。
外貨準備を監視する法律を整備せよ（植草一秀の『知られざる真実』）
http://www.asyura2.com/08/senkyo54/index.html
これにより、国民は輸入物価の高騰を受けている。一方で輸出の恩恵は受けずに来た、それらの企業が内部保留を貯めまくって。実質GDPが上がっているのに、人件費が上がらなかったのがそれの如実な証明だ。
やってきた事は
書籍『黒字亡国 対米黒字が日本経済を殺す』 三國陽夫 【朝日新聞 06年】
http://www.asyura2.com/08/hasan56/msg/756.html
「レクサスはいいクルマだ。トヨタは米国人に売っていると思っているが、我々は日本のクルマを日本人のカネで買っている。米国にとってこんなうれしいことはないが、こんなことがいつまで可能なのか」
という事。実にバカらしい２１世紀だった。奴隷国家日本。
いつドル安是正されるかは分かりませんが、今までずっと触れられていなかった話題なので、これは注目点ですね。自分もどのタイミングなのかはずっと分からなかった。今になって、あぁ、このあたりの時期なのは納得、という感じです。ちなみに、８０年代に円高是正されて、日本はどうなりました？バブルです。円高が不況になるというもう新宗教がはびこっていましたが、円高というのは、言い換えればいままでアメリカがやってきたドル高と同じ事で、内需拡大がしやすいという事です。他国からより安く物を買う事ができ。一方で、アメリカはドル安になって滅びましたか？かの国は、今、特にずっと赤字を続ける事で、財産としてたくさんのものが資産として残っているでしょう。そして自給率１００％以上、原油生産国。過剰消費をやめれば、普通にやっていけるわけです。だから通貨切り下げをしても何の問題もない。むしろ借金を何分の一にできる、いままでやってきた様に。そして、ドルを買った人間たちがバカを見るのです。合法的金融詐欺。
外貨準備でたくさんドルを買って、買わないときよりも円安になっている状態。日本だけで考えれば、ドルを売ればいいだけって事ですが、ドルの危機が言われている今、それに対して圧力をかけてやらせない、ってのが実情でしょう。筋としては国家が自分の国の事を考えてやって、何の問題もないわけですが、自公政権はアメリカに富を売り続けてきた売国政権ですから。
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